後編
投稿者: guiseinoyuu 投稿日時: 2005/04/04 13:55 投稿番号: [45421 / 60270]
つまり、従来ソヴィエトから兵器の供給を仰いでいた中国には、現在保有している武器の能力を上回る性能の兵器を自ら開発する能力はありはしない。EUはそれを見こんで新型の兵器の売りこみを計るつもりなのだろうが、それは自らが日頃しきりに唱えている理念への背信でしかあるまい。それを敢えて行おうという国があるとするなら、EU全体の威信にかけて、日本やアメリカが非難する前にEU自身の中で討論されるべきだろう。それが行われずにことが進められるなら、世界はEUそのものの存在に強い疑念を持たざるを得ない。
まして中国は最近、台湾の独立を阻止するための軍事力の行使を認める「反国家分裂法」を作成し憚(はばか)らない。こうした政治的独善が軍事力を背景に展開されることの恐ろしさを、ヨーロッパはかつてヒットラーが同じ民族故にと強行したオーストリアの併合の歴史を踏まえて熟知しているはずではないか。
共産党の独裁政権なるものは、自己保持のためには何をまで敢えて行うかということを、我々は共産中国の最近の歴史の中でまざまざ見せつけられてきた。晩年の毛沢東は己一人の権力維持のために、他愛ない若者たちをそそのかし文化大革命なる狂気を遂行し二千万人もの同胞を殺して顧みなかった。その前後訪中し毛と会談したフランス大統領のポンピドーが、「あなたは大陸間弾道弾なんぞを開発して、アメリカと戦争でもするつもりなのか。そんなことをしたら何千万という国民が死ぬことになるぞ」と質したら、「場合によったら戦争も辞さない。死者の数にはこだわらない。大体わが国の国民は多すぎるから」と嘯(うそぶ)かれ、呆然とさせられたという述懐がその日記に記されている。
これでもしEUがヨーロッパからの対中国武器輸出を解禁し、間接的に日本という国を見限るというなら、日本は本気で独自の強力な兵器の開発を考えざるを得ないことにもなりそうだ。そしてその結果保有に至る最新鋭の兵器は当然、一番有効な安全保障の手段の一つとして輸出されるべきだろう。かつて三木武夫という徒(いたずら)に観念的で、それ故にか妙にもてはやされた総理大臣が、国家の安全を棄損しかねぬ愚挙としていかなる国へも武器の輸出を自ら禁止してしまったが、そうした迷妄もこれを機会に払拭されることになるだろう。
天は自ら助くる者をのみ助く、というこの世の原理をヨーロッパが改めて教えてくれなくとも、我々は自らの運命を自分で切り開くくらいの覚悟は出来るはずである。
まして中国は最近、台湾の独立を阻止するための軍事力の行使を認める「反国家分裂法」を作成し憚(はばか)らない。こうした政治的独善が軍事力を背景に展開されることの恐ろしさを、ヨーロッパはかつてヒットラーが同じ民族故にと強行したオーストリアの併合の歴史を踏まえて熟知しているはずではないか。
共産党の独裁政権なるものは、自己保持のためには何をまで敢えて行うかということを、我々は共産中国の最近の歴史の中でまざまざ見せつけられてきた。晩年の毛沢東は己一人の権力維持のために、他愛ない若者たちをそそのかし文化大革命なる狂気を遂行し二千万人もの同胞を殺して顧みなかった。その前後訪中し毛と会談したフランス大統領のポンピドーが、「あなたは大陸間弾道弾なんぞを開発して、アメリカと戦争でもするつもりなのか。そんなことをしたら何千万という国民が死ぬことになるぞ」と質したら、「場合によったら戦争も辞さない。死者の数にはこだわらない。大体わが国の国民は多すぎるから」と嘯(うそぶ)かれ、呆然とさせられたという述懐がその日記に記されている。
これでもしEUがヨーロッパからの対中国武器輸出を解禁し、間接的に日本という国を見限るというなら、日本は本気で独自の強力な兵器の開発を考えざるを得ないことにもなりそうだ。そしてその結果保有に至る最新鋭の兵器は当然、一番有効な安全保障の手段の一つとして輸出されるべきだろう。かつて三木武夫という徒(いたずら)に観念的で、それ故にか妙にもてはやされた総理大臣が、国家の安全を棄損しかねぬ愚挙としていかなる国へも武器の輸出を自ら禁止してしまったが、そうした迷妄もこれを機会に払拭されることになるだろう。
天は自ら助くる者をのみ助く、というこの世の原理をヨーロッパが改めて教えてくれなくとも、我々は自らの運命を自分で切り開くくらいの覚悟は出来るはずである。
これは メッセージ 45420 (guiseinoyuu さん)への返信です.