日本は何故、反省しないのか?

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歴史教育を改めて考えよう(1)

投稿者: kusotaka 投稿日時: 2001/04/30 20:29 投稿番号: [3235 / 60270]
日本の中学校歴史教科書が文部科学省の検定を通過したことが、韓日間の外交争点に
発展した。しかし日本歴史教科書問題は、一時の外交的懸案以上の意味を持っている。

それは、歴史家が果たすべき機能が何であり、望ましい歴史教育とは果たしてどうい
うものなのかという本質的な問題を提起している。

「民族意識、アイデンティティが問題」

よく知られているように、現在、日本で歴史教科書を歪曲しようとする勢力の名分
は、いわゆる自虐的史観の弊害を克服したいということだ。

彼らが定義する自虐史観というのは、軍国主義と帝国主義が象徴する民族史の暗い面
を批判的に省察しようという歴史叙述の傾向だ。

彼らはこうした歴史叙述が日本人らに羞恥心をもたらし、特に成長していく青少年ら
の民族・国家意識に絶対的な害悪を及ぼすものと信じている。 従って、こうした弊害
を克服するためには、民族史を前向きに認識できる新しい歴史叙述と教育が不可避だ
ということだ。

つまり、日本の民族史を歪曲しようとする勢力の主張によると、歴史とは本質的に、
民族としての意識とアイデンティティに寄与しなければならないということだ。 こう
した論弁は日本にだけ存在するものではない。

それは、いつ、どこでも容易に接することができる。民族史に対する批判的な歴史叙
述が、民族としてのアイデンティティに危機をもたらすという不満の声は、過去史へ
の反省において日本とは対照的な国として知られるドイツでも決して珍しくはない。

韓国の場合はどうだろうか。民族としての誇りと自負を養い育てることが、民族史教
育の究極の目標だという考えは、おそらく大勢の人が共有する信念であろう。

だが、仮りにこうした見解を受け入れるとすれば、日本に対する韓国の批判は、多く
の部分において、論理的に自家撞着に陥ることになる。
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