インドネシア新聞 コンパス1
投稿者: dobumausu 投稿日時: 2002/02/04 04:26 投稿番号: [19929 / 60270]
先の8月15日火曜日の東京・日本武道館へ明仁天皇の参列についてのマスコミの報道は興味深い。
天50年前の日本と第二次世界大戦後50周年 コンパス「社説」8月18日
皇は皇居から日本製の胴長の黒いリムジンに乗って、豪華でかつきらびやかで、世界15大銀行のうち13行の高層ビルが軒を並べてそびえ立つ銀座地区を通り、日本のグローバルな工業力の一つの象徴とも言える新幹線の鉄道高架をくぐって日本武道館へと向かった。
しかし、その8月15日付インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙のT・R・リードとポール・ブルースタインの記事によれば目的地の到着したとたんに、天皇はまったく別の日本へ戻っていったのである。
天皇が50年前に起きた事へ思いをいたす敬いの式典を司っている時、天皇の頭に描かれていたのは、かつての軍事的栄光が屈辱と無条件降伏受諾で幕を閉じ、空腹の民が巷にあふれる日本だった。
したがって、50年前には高層ビル街もなかったし、優良銀行もなかったし、宝石市場もなかった。
あったのは至る所の焼け野原だけだった。
日本は世界で最も貧しい国の一つだった。
対照的に、1995年8月16日の日本は世界の経済大国の一つであり、様々な指標から見ても、大戦で戦勝した国々よりも豊かである。
大戦後の日本は平和的な手段を通じてアジアで確固たる経済勢力としての立場を築いたが、実はそれは、日本がかつて軍事的征服や植民地支配を通じて望んだものの一部であったのである。
荒廃から富裕への変化はしばしば「戦後日本の奇跡」と呼ばれる。
しかしながら、それは今週の日本が何か祝い事をするような理由にはなっていない。
村山富市首相が認めるように、多くの日本人が「現状に満足できず自分達の将来に不安を感じている」。
過去5年間にわたる景気後退によってこれまでの半世紀の間に彼らを成功に導いてきた体制が、今後50年まだ有効かどうかという不安が現われてきている。
日本の現状から見れば相した不安は杞憂だといえよう。
経済力は工業力は依然として驚くべき水準にある。
最近のフォーチュン誌に掲載された世界のトップ企業500社の中で、149社は日本企業であり、151社が米国企業であった。
また日本は依然として、工業用ロボットや半導体のような高度技術を要する製品の第一の生産国である。
そして自ら作り上げた富によって、日本は世界最大の債権国、外国援助供与国となっている。
こうした現実に劣らず、注目すべきもう一つの特徴がある。
すなわち、日本はこれまでずっとアメリカと安保条約を結んでいるが、それが理由で、日本が経済発展に専念できた、ということである。
アメリカの軍事の傘はまだしばらくは続くが、日本は自前の国防力をすでに確立してきており世界で最も国防予算の多い国の一つになるに至った。
冷戦後の情勢の発展は、新たな傾向をすでに生み出しつつある。
中国の急速な経済発展および軍備増強に加えて、アジア太平洋諸国は、日本がこの地域における巨大な軍事勢力として、再び現われてくるのではないかとみている。
前記の二つの要素以外にも、同地域の専門家であるマイケル・リチャードソン(8月15日付インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙)によれば東京ではナショナリズムがより強まっているようだ。
それは貿易摩擦の相手であるアメリカや核実験を行った、中国に対する日本の対応に示されている。
日米両国の高官達は貿易摩擦はあっても両国の同盟関係は依然として強固であるとしばしば語るが、アジアの近隣諸国は、日米両国の同盟関係は弱まってきていると懸念している。
これは、実際にかなり深刻な情勢の変化になりうる。
天50年前の日本と第二次世界大戦後50周年 コンパス「社説」8月18日
皇は皇居から日本製の胴長の黒いリムジンに乗って、豪華でかつきらびやかで、世界15大銀行のうち13行の高層ビルが軒を並べてそびえ立つ銀座地区を通り、日本のグローバルな工業力の一つの象徴とも言える新幹線の鉄道高架をくぐって日本武道館へと向かった。
しかし、その8月15日付インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙のT・R・リードとポール・ブルースタインの記事によれば目的地の到着したとたんに、天皇はまったく別の日本へ戻っていったのである。
天皇が50年前に起きた事へ思いをいたす敬いの式典を司っている時、天皇の頭に描かれていたのは、かつての軍事的栄光が屈辱と無条件降伏受諾で幕を閉じ、空腹の民が巷にあふれる日本だった。
したがって、50年前には高層ビル街もなかったし、優良銀行もなかったし、宝石市場もなかった。
あったのは至る所の焼け野原だけだった。
日本は世界で最も貧しい国の一つだった。
対照的に、1995年8月16日の日本は世界の経済大国の一つであり、様々な指標から見ても、大戦で戦勝した国々よりも豊かである。
大戦後の日本は平和的な手段を通じてアジアで確固たる経済勢力としての立場を築いたが、実はそれは、日本がかつて軍事的征服や植民地支配を通じて望んだものの一部であったのである。
荒廃から富裕への変化はしばしば「戦後日本の奇跡」と呼ばれる。
しかしながら、それは今週の日本が何か祝い事をするような理由にはなっていない。
村山富市首相が認めるように、多くの日本人が「現状に満足できず自分達の将来に不安を感じている」。
過去5年間にわたる景気後退によってこれまでの半世紀の間に彼らを成功に導いてきた体制が、今後50年まだ有効かどうかという不安が現われてきている。
日本の現状から見れば相した不安は杞憂だといえよう。
経済力は工業力は依然として驚くべき水準にある。
最近のフォーチュン誌に掲載された世界のトップ企業500社の中で、149社は日本企業であり、151社が米国企業であった。
また日本は依然として、工業用ロボットや半導体のような高度技術を要する製品の第一の生産国である。
そして自ら作り上げた富によって、日本は世界最大の債権国、外国援助供与国となっている。
こうした現実に劣らず、注目すべきもう一つの特徴がある。
すなわち、日本はこれまでずっとアメリカと安保条約を結んでいるが、それが理由で、日本が経済発展に専念できた、ということである。
アメリカの軍事の傘はまだしばらくは続くが、日本は自前の国防力をすでに確立してきており世界で最も国防予算の多い国の一つになるに至った。
冷戦後の情勢の発展は、新たな傾向をすでに生み出しつつある。
中国の急速な経済発展および軍備増強に加えて、アジア太平洋諸国は、日本がこの地域における巨大な軍事勢力として、再び現われてくるのではないかとみている。
前記の二つの要素以外にも、同地域の専門家であるマイケル・リチャードソン(8月15日付インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙)によれば東京ではナショナリズムがより強まっているようだ。
それは貿易摩擦の相手であるアメリカや核実験を行った、中国に対する日本の対応に示されている。
日米両国の高官達は貿易摩擦はあっても両国の同盟関係は依然として強固であるとしばしば語るが、アジアの近隣諸国は、日米両国の同盟関係は弱まってきていると懸念している。
これは、実際にかなり深刻な情勢の変化になりうる。
これは メッセージ 19928 (dobumausu さん)への返信です.