日韓歴史論争

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フランス人の目〜兄と弟

投稿者: bosintang 投稿日時: 2003/06/22 22:42 投稿番号: [579 / 6952]
>朝鮮の植民地時代史ひとつ取り上げてもいろいろな見方があることがわかりました。

  海外の研究者が日帝時代をどう見ているかを、二つほど紹介。

「現代の朝鮮人の目に,日本植民地時代の悪い面が,伝統と独立に対する純然たる侵害として,非常に大きく映っているのであるが,一方別の面においては,南北朝鮮の国家経済を著しく飛躍させるための基礎はこの時代に築かれたのであり,その成果もまた大きかったといえる。

  日本は,約40年程の間に,きびしいやり方で,自然の脅威にさらされ,大きな工業設備をもたず,貧しかったこの農業国家を,科学的な農業と様々な工業,そして活発な貿易を誇る経済の調和のとれた国へと変身させたのである。

  朝鮮が,その独立の際,この経済能力のすべてを自国民の利益のために利用することによって,極東における最も恵まれた国の一つに,そして日本に次いで豊かな国に,なるであろうことはすでに明らかだったのではなかろうか」


「朝鮮経済の下部構造はある程度完全で調和がとれたものであったが,最後まで日本人の手にのみ握られていた。

  朝鮮の人々は重要な職につくことが全くできなかった。それゆえ,朝鮮が自由を取り戻したとき,工場,ダム,港湾,鉄道,鉱山を完全に機能させることのできる役人に不足したのであった。

  古い貴族階級は,事業に参加しなくても,祖先から受け継いできた広い土地のおかげで生活を保証されていた。朝鮮の目ざましい躍進に際して,朝鮮の人々はその役者でありあるいはまた観客であったが,当時はその恩恵を得ることはできなかった。人口の増加と,自由にできる資源とのバランスのために,生活水準はほぼ同じような状態であった。

  これは国の個性を無視して,苛酷に実行された植民政策がどのようなものかを示す見事な見本ともいえるであろう。

  公式には,植民地化というよりもむしろ,アジアにおける唯一の近代の経済強国であり,〈神聖な使命をになう大日本と併合〉であった。それは植民でもなく,従属でもなく,そして同盟でもなかった。日本にとって朝鮮は〈弟〉であり,将来において,〈兄〉の日本がなしとげねばならない全世界の繁栄(少なくともアジアの繁栄)のための事業に参加するために,学ぶことのみが〈弟〉に求められたのである。

  優位に立つ日本のこの作り話は,朝鮮人にとっては,初めから中国や西欧人より学んだ技術だけで日本人が一時的な物質的優位を強調するテクニックのように見え,日本による半島沿岸への襲撃や秀吉の侵略を棚に上げたものと見えたのである。

  しかし朝鮮人はかつて何世紀もの間,自分たちが教師であった相手に師事することを全く望まなかったようである。」


J・プズー=マサビュオー『新朝鮮事情』(白水社1985)
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