土地収奪
投稿者: trebison 投稿日時: 2003/06/21 22:51 投稿番号: [569 / 6952]
>収奪ではなく買収です。
では東拓を始めとする日本人地主は純経済行為として正当な価格で民有地を買収したのでしょうか。ブルース・カミングスは土地問題には詳しくないため、ハーバード大学の朝鮮史テキスト「朝鮮、昔と今、歴史」から引用してみます。
「朝鮮総督府は前王朝の官有地や森林、河川床地、李王室所有地を接収することで、朝鮮における断トツ最大の地主になった。1930年に国(総督府)は朝鮮における陸地の40%に当る総計888万町歩の土地を所有していた。総督府が土地をバーゲン価格で売りに出したので、日本人の個人・会社の土地保有量もまた増加した。」
要するに総督府が朝鮮王朝からほとんど無償で接収した土地を安値で日本人に払い下げているのです。また土地調査事業でも前稿にあるようにすくなくとも2、3%は国有地になっているのですから、これをもって土地収奪といってもウソとはいえないでしょう。
>東拓は設立時(1908)、韓国政府から国有地1万1千町歩の出資を受けています。
1908年の韓国政府といえば、すでに統監府の支配下にある保護国に過ぎません。韓国政府が自発的に出資したというより、強制です。しかもその所有権はすぐに総督府に接収されます。詐欺じゃないですか。
一方、朝鮮の自営農民は植民地時代を通じて減少し、日本人・朝鮮人を含む地主制が拡大しています。日本植民地主義と結託した両班地主のみが潤い、自営・小作の朝鮮農民が次第に窮乏化していったのも事実です。
まあ朝鮮の植民地時代史ひとつ取り上げてもいろいろな見方があることがわかりました。最初からイデオロギー的にこうだと決め付けるのではなく、冷静に事実を検証していく必要があろうかと思います。
これは メッセージ 566 (bosintang さん)への返信です.
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