日韓歴史論争

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ホン・セファ「赤い信号灯」

投稿者: nqku79295 投稿日時: 2009/07/29 20:59 投稿番号: [5167 / 6952]
韓国で民主化運動に参加したために20年にわたりフランスでの亡命生活を余儀なくされ、2001年に韓国への永住帰国を果たしたホン・セファ氏が1999〜2003年にかけて韓国の左派系新聞『ハンギョレ』に連載したコラムをまとめた『赤い信号灯』を翻訳しました。

  これらの文章は主に1999〜2003年の韓国の時事問題を扱ったもので、内容としてはいささか時代遅れであることは否めません。しかし、フランス亡命時代から一貫して韓国社会の進歩と発展を願い発言をしてきた著者の文章は一読に値すると思います。
  その間の韓国社会は手続き上の民主化は達成したものの、軍事独裁時代に社会経済を牛耳ってきた守旧勢力はいまだ健在で、それらの推し進める新自由主義的経済発展によって貧富の差がますます拡大しています。本書のタイトル「赤い信号灯」は収録されているイギリスでの電車自己を扱ったコラム「パディントンの赤い信号灯」からとったものですが、そのような韓国社会の流れに対する「赤い信号灯」でもあります。

  巷では韓国ドラマがあふれかえっていますが、〔私はそのこと自体は大歓迎していますが)、ドラマでは知ることのできない韓国社会の一面を知る上でも非常に参考になる本だと思います。

  講読ご希望の方は、下記のアドレスにご連絡ください。〔その際はスパムメールと区別するために件名に「ホン・セファ」などのキーワードを入れてください。)
nqku79295@zeus.eonet.ne.jp
  なお、ホン・セファ氏の著作はほかに(私の知る限り)以下の三冊があります。
「私はパリのタクシー運転手」(日本題「コレアン・ドライバーはパリで眠らない」)

「セーヌは左右を隔て、ハン江は南北を分かつ」(日本題同じ)
「悪役を担う者の悲しみ」
上二冊はみすず書房よりすぐれた翻訳が出てきますが、「悪役〜」の日本語版は未刊です。「悪役〜」については拙訳のデータがありますので、こちらもご希望の方はあわせてご連絡ください。
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