>姓と氏の区別
投稿者: bosintang 投稿日時: 2003/06/06 16:43 投稿番号: [437 / 6952]
投稿者: bosintang (39歳/男性/在ソウル)
2000年9月07日 午前10時41分
メッセージ: 320 / 439
「創氏」と「改姓」の混同は当時もあったようです。原因は、日本人自身がその違いをよくわかっていなかったから。
創氏改名を発表した1939年11月10日の京城日報は見出しに
「半島人に家の創立と姓変更の自由を付与」
と、あたかも「創氏」が「改姓」であるかのように書きました。そのため、朝鮮の民衆は動揺し(「姓を変える奴」というのは最高度の侮蔑語)、総督府はこの「誤報」を訂正するのに躍起になりました。
次は、政府系の雑誌39年12月号の一節。
問:「氏」制度の創設によって「姓」はなくなるのでしょうか。最近、新聞が「姓の変更」と書き立てていますので。
答:「姓」が消滅するとか、「改姓」になるとかいうのは、とんでもない誤解だ。従来、家に称号がなかったから、今度新たにつけることになっただけで、姓には何の影響もないのです。
けれども、創氏は改姓ではないかとの誤解は根強く、それが当初の創氏届け出率の不調の一因だったのでしょう。
「大部分の朝鮮人は、当初は「姓がなくなる」「姓が変わる」という噂に驚き、やがて当局側の「氏をつけるだけだ。姓も本貫も残る。族譜にも何の影響もない」というすかし文句に半ば納得し、しかし名前の呼び方が変わることに反発したが、最後には「渡航許可を出さない、官吏に採用しない」などのおどしにやむなく屈して、宗門こぞって同じ創氏をすることで妥協したものと思われる」
というのが金英達の分析。
創氏改名は極めて不愉快なことだったが、「自殺」するほどのことではなかったはず、ということでしょう。
ですから、『族譜』は戦後の想像力の産物かも。
ただ、創氏改名と同時に日本の家制度が導入されたのも事実。創氏の届け出を拒否し、「姓」が「氏」に流用された場合(法定創氏)でも、たとえば「金」家に嫁入りした李さんは、「金」という氏を名乗らなくてはならなくなり(戸籍上の「姓」は李のまま)、見かけ上、「改姓」となんらかわりない、という事態はあったでしょう。
朝鮮の家族制度の三大鉄則は、「姓不変」「同姓不婚」「異姓不養(同族以外は養子にしない。これが孤児輸出の多い理由)」ですから、朝鮮人にとっては耐えられないことだったかもしれません。
2000年9月07日 午前10時41分
メッセージ: 320 / 439
「創氏」と「改姓」の混同は当時もあったようです。原因は、日本人自身がその違いをよくわかっていなかったから。
創氏改名を発表した1939年11月10日の京城日報は見出しに
「半島人に家の創立と姓変更の自由を付与」
と、あたかも「創氏」が「改姓」であるかのように書きました。そのため、朝鮮の民衆は動揺し(「姓を変える奴」というのは最高度の侮蔑語)、総督府はこの「誤報」を訂正するのに躍起になりました。
次は、政府系の雑誌39年12月号の一節。
問:「氏」制度の創設によって「姓」はなくなるのでしょうか。最近、新聞が「姓の変更」と書き立てていますので。
答:「姓」が消滅するとか、「改姓」になるとかいうのは、とんでもない誤解だ。従来、家に称号がなかったから、今度新たにつけることになっただけで、姓には何の影響もないのです。
けれども、創氏は改姓ではないかとの誤解は根強く、それが当初の創氏届け出率の不調の一因だったのでしょう。
「大部分の朝鮮人は、当初は「姓がなくなる」「姓が変わる」という噂に驚き、やがて当局側の「氏をつけるだけだ。姓も本貫も残る。族譜にも何の影響もない」というすかし文句に半ば納得し、しかし名前の呼び方が変わることに反発したが、最後には「渡航許可を出さない、官吏に採用しない」などのおどしにやむなく屈して、宗門こぞって同じ創氏をすることで妥協したものと思われる」
というのが金英達の分析。
創氏改名は極めて不愉快なことだったが、「自殺」するほどのことではなかったはず、ということでしょう。
ですから、『族譜』は戦後の想像力の産物かも。
ただ、創氏改名と同時に日本の家制度が導入されたのも事実。創氏の届け出を拒否し、「姓」が「氏」に流用された場合(法定創氏)でも、たとえば「金」家に嫁入りした李さんは、「金」という氏を名乗らなくてはならなくなり(戸籍上の「姓」は李のまま)、見かけ上、「改姓」となんらかわりない、という事態はあったでしょう。
朝鮮の家族制度の三大鉄則は、「姓不変」「同姓不婚」「異姓不養(同族以外は養子にしない。これが孤児輸出の多い理由)」ですから、朝鮮人にとっては耐えられないことだったかもしれません。
これは メッセージ 435 (bosintang さん)への返信です.
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