日韓歴史論争

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チャングムの戦い 大江戸捜査網⑪

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/01/15 21:34 投稿番号: [1640 / 6952]
  さて、大久保にやってきたチャングム一行。先頭を大治郎、左後方を小兵衛、右後方を三冬が固めて進みます。
  民家や長屋で聞き込みを続け、ようやくお目当ての人物がいるという一角にたどり着きました。
「先生たちは待っていてください」
  秋山らを番屋に残して、チャングムは教えられた長屋に向かいます。
汚らしい長屋の端っこ、そこはかとなく漂うキムチの匂い。チャングムは戸を叩くのさえ忘れて中に飛び込みました。
  薄暗い中に、端座して絵筆をとっている人物がいます。
「金檀園先生!」
「!」
  弾かれたように振り向いたその人は、まごうことなく金弘道でした。
「先生、チャングムです。水刺間(スラッカン)にいたチャングムです」
「?おお!あの料理の天才」
  一呼吸おいて気づいた金。
「王の命を受け、先生を探しに来ました。さぁ宮廷に戻りましょう」
「・・・・・・」
  黙って首を横に振る金。
「先生!」

  沈黙を破るように、突如長屋の戸が蹴倒され、なんとなく姿勢が左に傾いたやからが数人、雪崩れこんできました。
「おうおう、金公よぉ、築地屋さんのかわら版に言いがかりつけようってのかよ!」
「築地屋さんのありがてぇかわら版が迷惑だってぬかしてやがるそうじゃねえか」
「おめぇの臭いにおいのほうが迷惑なんだよ!」
  男たちは、金に殴りかかり、家財道具を足蹴にし、ついにはキムチ壷をひっくり返しました。おもわずチャングムは駆け寄って、こぼれたキムチをつかんでその男の目になすりつけました。
「&%$#“!」
  男は声にならない悲鳴をあげて土間を転げまわります。
「このガキィ!」
  いきり立って拳を振り上げる男たち。
  バシッ!「あいてぇっ!」
  男の腕に飛んできた石が当たり、腕を抑えてうずくまります。
「おぅおぅ、女相手に情ねぇマネすんじゃねえよ」
「誰でぃ!」
  のっそりと入ってきたのは、遊び人風の男です。
「問われて名乗るほどのもんじゃねえが、ま、遊び人の金さん、とおぼえてもらおうかい」
  あれ?月島であった金さんとは別人?ですよね。こっちの金さんのほうが、流し目がステキでかっこいい。金さまって感じです。
「んなろぉ!」
  殴りかかってきた男をかるくいなした金さんは、さっと右肩を出し片肌脱ぎになります。みごとな桜が彫られています。
「この桜吹雪、散らせるもんなら散らしてみろぃ!」
  さぁ、殺陣の開始です。金さんは、あいくちを持ったやからどもを素手で片づけていきます。
  ピーッピーッ
  呼び子の音が響き、奉行所の手勢が殺到してきました。秋山たちは出遅れたようです。襲撃があるなら浪人連中が来るものだと油断したのでしょう。
  やからたちは召し取られ、チャングムと金も参考人としてお白州に呼び出されることになりました。
  あれ?遊び人の金さんは?知らない間に消えています。
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