飼料高騰、廃業続出の韓国畜産農家
投稿者: imp_mania_jk 投稿日時: 2008/12/01 01:17 投稿番号: [8305 / 9237]
飼料高騰、廃業続出の韓国畜産農家(上)(下)
京畿道坡州で17年間乳牛を飼ってきたキム・ウォンミョンさん(44)は生まれて初めて転職を考えている。昨年から飼料代が高騰し、牛100頭をこれ以上飼育できない状況にあるからだ。昨年は1袋(30キロ入り)の配合飼料が7500ウォン(約478円)だったが、今年に入り1万4100ウォン(約898円)にまで高騰した。また、配合飼料に限らず粗飼料や栄養剤、薬品なども70%程度上昇した。ソウル牛乳への納品による牛乳売り上げは年間3600万ウォン(約230万円)程度。ソウル牛乳側が8月に納品価格を20%程度引き上げたものの、借入金1億8000万ウォン(約1150万円)に対する毎月の利子150万ウォン(約9万6000円)を支払うと手元には何も残らない。
同時に牛の価格も暴落した。昨年140万ウォン(約8万9000円)以上の値が付いた600キロの雌の乳牛は、今年は60万ウォン(約3万8000円)と昨年の半額程度にまで落ち込んだ。特に昨年55万ウォン(約3万5000円)の値が付いたヌレ子(生後7日未満の幼牛)は数日前、5万ウォン(約3200円)にしかならなかった。飼育するのに金が掛かるため、買い手が付かず価格が暴落したのだ。チョンさんは「今いる牛でさえ飼育するのが大変なため、5万ウォンで売れただけでもありがたいくらいだ。借金さえなければ、いっそのこと酪農業をやめてしまいたい」と話した。坡州市では今月だけで15−20軒の小規模畜産農家が廃業した。
◆乳牛価格、5万ウォンに暴落
牛の飼料代が高騰し、廃業する畜産農家が続出している。統計庁によると、全国乳牛農家の数は2006年3月に8508世帯だったのが07年9月には7810世帯に、今年9月には7159世帯へと減少した。京畿道の場合、昨年9月に3143世帯だったのが今年9月には2861世帯と、昨年に比べ9%減少した。飼料代が上昇したのに対し牛の購入者が減ったため、牛の価格が暴落したからだ。乳牛のヌレ子が3万−5万ウォン(約1900−3200円)で取り引きされるなど、「乳牛価格が犬の価格にもならない」との声まで出ている。
現在トウモロコシや大豆などの牛配合飼料原料はすべて、米国やオーストラリアなど外国から輸入している。農林水産食品部によると、飼料価格は国際穀物価格の上昇とウォン安で、昨年同期比で平均40%程度上昇したという。飼料輸入販売会社(株)J畜産のチョン・ジェホ部長は「農家に集金に回っているが、飼料価格が急騰し、そのほとんどから飼料代を回収できない状況。牛60−70頭を飼育する小規模農家の場合、牛を処分した所も多い」と説明した。
廃業しないまでも、規模を縮小させる農家は多い。京畿道安城で韓国牛230頭を飼育するイ・ジュホンさん(53)は最近、飼育していた韓国牛を大量に食肉処理することを決めた。これまでは飼育した牛を売るよりも雌牛を5−6回妊娠させ、子牛を売っていたが、飼料代が上昇し飼育すればするほど赤字が出るからだ。イさんは「昨年までは1カ月に1500万ウォン(約96万円)だった飼料代が今年は2500万ウォン(約160万円)に高騰した。雌牛が14カ月の妊娠期間を経て子牛1頭を生むまでに飼料代と栄養剤の費用が150万ウォン(約9万600円)ほど掛かるが、子牛1頭の値が120万ウォン(約7万6000円)に落ちた今はむしろ赤字」と話した。
◆稲わら価格も上昇
輸入飼料の価格が高騰した影響から、今年に入って相対的に安価な国産の稲わらが飛ぶように売れている。これまで農家は、栄養価の高い輸入粗飼料を好んで使用していたが、輸入飼料の価格が高騰したことから稲わらの使用を増やし始めた。稲わらの価格は需要の増加で、昨年1ロール(直径1.2m、厚さ1.25m)当たり4万5000ウォン(約2900円)程度だったのが今年は5万5000−6万ウォン(約3500−3800円)にまで急騰した。京畿道抱川市で韓国牛を飼育するパクさん(52)は、「牛の栄養状態を考えれば、輸入粗飼料を使った方がいいが、飼料代が高騰したため仕方なく稲わらを交ぜて食べさせている。稲わら需要が増加する傾向にあるため、あらかじめ全羅北道で必要量を確保しておいたことが幸いした」と語った。
こうした中、政府も対策に苦心している。3月に特別飼料購買資金1兆5000億ウォン(約950億円)を金利1%、2−3年償還で支援した。これまで約5万5000軒の農家が支援を受けている。4月にはトウモロコシなど輸入飼料穀物19品目に対して関税を廃止した。農林水産食品部で飼料を担当するアン・ギュジョン事務官は「政府ができる措置はほとんど行ったつもりだが、穀物物価の高騰とウォン安で農家の困難を解消するには力不足。国際穀物価格が下落しているため、為替が安定すれば来年には飼料価格が下がるはず」と述べた。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
京畿道坡州で17年間乳牛を飼ってきたキム・ウォンミョンさん(44)は生まれて初めて転職を考えている。昨年から飼料代が高騰し、牛100頭をこれ以上飼育できない状況にあるからだ。昨年は1袋(30キロ入り)の配合飼料が7500ウォン(約478円)だったが、今年に入り1万4100ウォン(約898円)にまで高騰した。また、配合飼料に限らず粗飼料や栄養剤、薬品なども70%程度上昇した。ソウル牛乳への納品による牛乳売り上げは年間3600万ウォン(約230万円)程度。ソウル牛乳側が8月に納品価格を20%程度引き上げたものの、借入金1億8000万ウォン(約1150万円)に対する毎月の利子150万ウォン(約9万6000円)を支払うと手元には何も残らない。
同時に牛の価格も暴落した。昨年140万ウォン(約8万9000円)以上の値が付いた600キロの雌の乳牛は、今年は60万ウォン(約3万8000円)と昨年の半額程度にまで落ち込んだ。特に昨年55万ウォン(約3万5000円)の値が付いたヌレ子(生後7日未満の幼牛)は数日前、5万ウォン(約3200円)にしかならなかった。飼育するのに金が掛かるため、買い手が付かず価格が暴落したのだ。チョンさんは「今いる牛でさえ飼育するのが大変なため、5万ウォンで売れただけでもありがたいくらいだ。借金さえなければ、いっそのこと酪農業をやめてしまいたい」と話した。坡州市では今月だけで15−20軒の小規模畜産農家が廃業した。
◆乳牛価格、5万ウォンに暴落
牛の飼料代が高騰し、廃業する畜産農家が続出している。統計庁によると、全国乳牛農家の数は2006年3月に8508世帯だったのが07年9月には7810世帯に、今年9月には7159世帯へと減少した。京畿道の場合、昨年9月に3143世帯だったのが今年9月には2861世帯と、昨年に比べ9%減少した。飼料代が上昇したのに対し牛の購入者が減ったため、牛の価格が暴落したからだ。乳牛のヌレ子が3万−5万ウォン(約1900−3200円)で取り引きされるなど、「乳牛価格が犬の価格にもならない」との声まで出ている。
現在トウモロコシや大豆などの牛配合飼料原料はすべて、米国やオーストラリアなど外国から輸入している。農林水産食品部によると、飼料価格は国際穀物価格の上昇とウォン安で、昨年同期比で平均40%程度上昇したという。飼料輸入販売会社(株)J畜産のチョン・ジェホ部長は「農家に集金に回っているが、飼料価格が急騰し、そのほとんどから飼料代を回収できない状況。牛60−70頭を飼育する小規模農家の場合、牛を処分した所も多い」と説明した。
廃業しないまでも、規模を縮小させる農家は多い。京畿道安城で韓国牛230頭を飼育するイ・ジュホンさん(53)は最近、飼育していた韓国牛を大量に食肉処理することを決めた。これまでは飼育した牛を売るよりも雌牛を5−6回妊娠させ、子牛を売っていたが、飼料代が上昇し飼育すればするほど赤字が出るからだ。イさんは「昨年までは1カ月に1500万ウォン(約96万円)だった飼料代が今年は2500万ウォン(約160万円)に高騰した。雌牛が14カ月の妊娠期間を経て子牛1頭を生むまでに飼料代と栄養剤の費用が150万ウォン(約9万600円)ほど掛かるが、子牛1頭の値が120万ウォン(約7万6000円)に落ちた今はむしろ赤字」と話した。
◆稲わら価格も上昇
輸入飼料の価格が高騰した影響から、今年に入って相対的に安価な国産の稲わらが飛ぶように売れている。これまで農家は、栄養価の高い輸入粗飼料を好んで使用していたが、輸入飼料の価格が高騰したことから稲わらの使用を増やし始めた。稲わらの価格は需要の増加で、昨年1ロール(直径1.2m、厚さ1.25m)当たり4万5000ウォン(約2900円)程度だったのが今年は5万5000−6万ウォン(約3500−3800円)にまで急騰した。京畿道抱川市で韓国牛を飼育するパクさん(52)は、「牛の栄養状態を考えれば、輸入粗飼料を使った方がいいが、飼料代が高騰したため仕方なく稲わらを交ぜて食べさせている。稲わら需要が増加する傾向にあるため、あらかじめ全羅北道で必要量を確保しておいたことが幸いした」と語った。
こうした中、政府も対策に苦心している。3月に特別飼料購買資金1兆5000億ウォン(約950億円)を金利1%、2−3年償還で支援した。これまで約5万5000軒の農家が支援を受けている。4月にはトウモロコシなど輸入飼料穀物19品目に対して関税を廃止した。農林水産食品部で飼料を担当するアン・ギュジョン事務官は「政府ができる措置はほとんど行ったつもりだが、穀物物価の高騰とウォン安で農家の困難を解消するには力不足。国際穀物価格が下落しているため、為替が安定すれば来年には飼料価格が下がるはず」と述べた。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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