新規産業
投稿者: J_Fooker 投稿日時: 2002/12/29 21:27 投稿番号: [1725 / 9237]
>従来型の産業では、年々市場が縮小しているものがあります。
これは以前述べた通り比較優位構造の変化に伴う現象です。
>パイは小さくなりませんか?
別の産業に比較優位が移っただけなので、これだけでパイが小さくなるという結論には結びつきません。
また、比較優位構造の変化は貿易を通じて発生しているわけですから、貿易相手の経済が成長している現状で全体としてのパイの減少を危惧するのは杞憂と言えます。
(企業が直面する市場のパイそのものが全体としては大きくなっているのに、国内的な分配だけをゼロサムゲームで考えるのは理屈に合いません)
>余剰人員が発生すると云う現象もあります
労働力のスムーズな移動が阻害されていない限り、労働の限界生産力の高い産業に余剰労働力が吸収されるだけですよ。
(均衡法則により、産業横断的に労働の限界生産力が等しくなるように労働力は移動する)
勿論、現実の世界では、産業別に特化技術が存在するので、既存労働力の移動には追加的なコストがかなりかかるはずですが、これは政府が金を出して円滑化させるべき問題ですね。
>従来型の産業の減退をカバーするに足りる成長が期待されるかどうか
新規産業の成長力は、将来的な成長率の高低には当然影響してくるでしょうね。
ただ、ゼロサムゲームではないことは上で述べた通りです。
>日本に比較優位のある製品が、今後、中国でどのくらい伸びる可能性があるか
中国の経済が成長する限り、その市場は拡大すると考えて間違いないです。
ただ、それは当然日本の競争相手にとっても同じこと。
中国は日本の独占市場じゃないですからね。
携帯電話については、中国では今のところサムソンが強かったと思いますが、これが将来的にどうなるかはわかりません。
それと、分業には「何を生産するか」以外に、「生産のどの部分を担うか」と言う面も当然ありますよね。
生産は複雑な過程を持っているので、日本が担うものが必ずしも最終財の組み立て・加工である必要は無いです。
これは メッセージ 1724 (u26699 さん)への返信です.
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