>>>>つづき
投稿者: J_Fooker 投稿日時: 2002/11/22 03:30 投稿番号: [1679 / 9237]
>なぜ、このようになるのか不思議ですな〜
これは、
「国と国との貿易は、競争ではなく分業と特化の問題である」
ということですね。
鎖国でもしない限り分業には参加できますし、どんな国にも他国よりも‘相対的’に安く生産できるもの(比較優位にあるもの)は必ず存在します。
また、輸出品目のパターンの変化は、基本的に比較優位の推移を反映したものです。
ある輸出品の生産コストが上がれば、相対的に他の輸出品の生産コストが下がるので、比較優位自体がなくなることは理論的にありえません。
なお、比較優位の話は企業の競争力とは無関係です。
企業は基本的に生産施設の立地は自由なので、
「競争力のある企業が、当該財を、それが比較優位にある国で生産する」
(生産設備を、それが安く作れる国に移す)
という事態はよく起きますが、それは上記の話と矛盾しません。
(エコノミストにもこの点を勘違いしている人は結構います)
>貿易収支で得た黒字は、金融面では赤字になり結局収支はバランスする
これは国際収支の定義の問題ですね。
国際収支は、結果としてバランスするのではなく、バランスするように定義されています。
私が述べたのは、単に、国と国との貿易は、競争の問題ではないので、当然勝ち負けの問題でもないということです。
>貿易黒字が限りなく続くと、インフレが進行するのでしょうか?
しません。
もともと貿易収支は国内の経済活動の結果として生じるものです。
国内で生産したものを国内で使い切れていないケースで黒字(余りを輸出する)、生産した以上のものを使うと赤字(不足を輸入する)になります。
これはインフレ・デフレの発生メカニズムと直接的には関係がありません。
>為替の変動で、ドル建ての計算と円建ての計算とで逆転するということはあるのでしょうか?
それはあり得ません。
例えば、日本の輸出入について、
円・ドル表示の輸出をそれぞれXj・Xu、
輸入をそれぞれMj・Mu
為替レートをそれぞれEj・Eu
(円建て・ドル建てのレート)
とすると、
日本の貿易収支は
(Xu−Mu)=(Xj−Mj)/Ej
あるいは
Eu(Xu−Mu)=(Xj−Mj)
とあらわせます。
ここで、Ej、Eu>0なので、Xj−Mj>0ならXu−Mu>0も同時に成立しなくてはなりません。
これは メッセージ 1676 (u26699 さん)への返信です.
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