脱北者、16万円で妻に 2
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2011/03/11 14:15 投稿番号: [2150 / 2559]
■逃走恐れる夫
通わぬ心
農村の、今にも倒れそうな家で夫婦生活が始まった。夫は路上で肉や野菜を売る商売をしているが、収入は夏場で月2千元(約2万5千円)、酷寒の冬場はほとんどなくなる。薬も買えず、朴さんは床に伏したままだった。見かねた近所の老夫婦が病院に通う金を貸してくれたおかげで、ようやく回復できた。
夫は中国語しか話せない上に、無口だった。朝鮮語しか話せず病気がちな朴さんに、親類は「大金を払ったのに子供も産まず、面倒ばかりかけて」とつらく当たった。
朴さんは「何百回も逃げ出すことを考えた」という。しかし、行く当てもなく、警察に捕まれば北朝鮮に強制送還される。銃殺の可能性さえある。結局、近くの畑で思い切り泣いて、また家に戻るしかなかった。北朝鮮の生活は苦しかったが、人と人の関係は温かかった。中国は発展しているが、みな金のことばかりで冷たい社会だと感じた。
夫は朴さんが逃げるのを恐れ、中国語を学ぶ機会を与えなかった。仕方なく、テレビドラマを見ながら中国語の意味を想像して独学し、簡単な日常会話なら話せるようになった。脱北者がいることに一部の村民は気づいているが、朴さんの境遇に同情して警察に通報しようとはしない。
夫は決して悪い人間ではないと思う。やくざ者で定職もなかった男が、毎朝2時に起きて野菜などを仕入れに行く。病気の時は、料理や洗濯もしてくれた。朴さんに手を上げたことは一度もない。
それでも、いまだに夫婦の愛情はわいてこない。言葉の壁で、心を通わせることができないからだ。朴さんはただただ、夫に逆らわないよう努めている。
「あなたにとって家族とは何か」。朴さんに尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「私の生きる場所はここしかない。生き抜くためには、この家族を続けるしかない」(瀋陽=西村大輔)
〈脱北者〉
北朝鮮から国外にひそかに逃れた人々。水害や干ばつで深刻な食糧難になった1990年代半ばから目立ち始め、2000年以降に急増。毎年数万人規模に達しているとされ、中国に潜伏する脱北者は推定30万〜40万人。中国は北朝鮮と長く国境を接する上、警備が比較的緩いため、主な脱北ルートになっている。女性を中心に人身売買の被害も広がっている。
いつでもどこでも被害者ですね。
これは メッセージ 2149 (jgeilsbandfreak さん)への返信です.
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