800万年前のバクテリア遺伝子
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/04/21 05:03 投稿番号: [7448 / 10735]
世界初800万年前のバクテリア遺伝子分析、イ博士
地球温暖化により南極の氷河の融解が加速すれば、古代の微生物が南極海に流れ込む。古代の微生物は現在の微生物とは全く異なるDNAを持つ。海に生息していた現代の微生物が古代の微生物と会う瞬間、それらのDNAが混ざって、現代の微生物が進化する。南極海では突然新種の微生物が増殖しはじめる。人類はこれまで想像もできなかった微生物の脅威に遭遇する…。
この夏に公開されるSF映画のあらすじではない。韓国海洋研究院・極地研究所のイ・サンフン博士(52、海洋微生物専攻)が来月11日、カナダ・バンフ市で開催される第3回「国際極地・高山微生物学会(5月5〜11日)」で発表する内容だ。同博士は南極の氷河で発見した、それぞれ10万年、800万年前の古代バクテリアのDNAを分析した結果をもとに、こうしたシナリオを作った。古代微生物の遺伝子全体を分析したケースはイ博士が初めてだ。
◇なぜ古代バクテリアが問題か=古代微生物を蘇らせたのはイ博士が初めてではない。古代の塩の結晶体の中に保存されていた2億5000万年前のバチルス属菌(納豆菌など)を生き返らせた事例が2000年、英科学雑誌「ネーチャー」に発表されたことがある。だが、その菌は、数億年の間に冬眠状態にあったにもかかわらず、それまで進化を続けた現代の菌と大きな違いがなかった。塩の結晶が汚染された(現代の菌が後ほどしみ込んだ)のではないか、と反論する論文が「サイエンス」に載せられるほど議論を呼んだ。
ところが、イ博士が氷河で発見した古代バクテリアには、現在まで発見されたいかなる遺伝子とも一致しない、そして、その機能をとうてい知りえない遺伝子が290個もある。同氏が発見した全遺伝子(559個)の半分を上回る。「全く分からない遺伝子なので、どんな機能をするのか、どんな影響を与えるのか、推測さえできない。しかも、バクテリアは高等生物のように受精などをしなくても、核酸物質をやりとりできる。現代のバクテリアが氷河から解放された古代バクテリアから核酸物質を受けて進化することができるのだ」。
氷河の融解によって解放されたバクテリアが増殖したり、実際に南極海でも生き返ることができるだろうか。
「もちろんだ。まずは、氷河を溶かした温度が実際の南極海の温度と似ている。そして、実験室はむしろバクテリアを培養しにくい。一般のバクテリアの培養率も1000匹当たり1匹程度にすぎない。だから、自然の状態では、さらに多くのバクテリアが生き返ることができる」。
イ博士は、10万年前の氷河では2種類のバクテリアを生き返らせて増殖させたが、800万年前の氷河では復活させることができなかった。それなら、非常に古い氷河の場合は、生態系に大混乱をもたらし得る「古代バクテリアの復活」を懸念する必要はないのだろうか。
「その認識は間違っている。古代バクテリアが生きていてこそ、現代バクテリアに影響を与えることができるわけではない。『水平的進化』は、現代の生きているバクテリアが、水に溶けた(死んだ)古代バクテリアの遺伝子を食うだけでも起きることがある」。
イ博士の研究結果によると、「現在、世の中にはない遺伝子」が10万年前の氷河には55個、800万年前の氷河には235個あった。南極氷河が溶ける速度は年々加速している。今年2月には、ソウル市の面積に等しい大きさの氷山が、南極大陸西部で溶けた。「突然変異が現れ、デング熱ウイルス、鳥インフルエンザウイルスなどといった新しい疾病をもたらすかもしれない。運が良ければ人類に大きなプラスとなる新しいバクテリアが現れるかもしれない…科学者に小説を書かせないでくれ。すべては確率の問題だから。最悪のシナリオも考えられるのは事実だ」。
中央日報 Joins.com
2008.04.20 12:56:53
>科学者に小説を書かせないでくれ。
記事の信憑性うんぬんじゃなく、この部分が面白かった。
地球温暖化により南極の氷河の融解が加速すれば、古代の微生物が南極海に流れ込む。古代の微生物は現在の微生物とは全く異なるDNAを持つ。海に生息していた現代の微生物が古代の微生物と会う瞬間、それらのDNAが混ざって、現代の微生物が進化する。南極海では突然新種の微生物が増殖しはじめる。人類はこれまで想像もできなかった微生物の脅威に遭遇する…。
この夏に公開されるSF映画のあらすじではない。韓国海洋研究院・極地研究所のイ・サンフン博士(52、海洋微生物専攻)が来月11日、カナダ・バンフ市で開催される第3回「国際極地・高山微生物学会(5月5〜11日)」で発表する内容だ。同博士は南極の氷河で発見した、それぞれ10万年、800万年前の古代バクテリアのDNAを分析した結果をもとに、こうしたシナリオを作った。古代微生物の遺伝子全体を分析したケースはイ博士が初めてだ。
◇なぜ古代バクテリアが問題か=古代微生物を蘇らせたのはイ博士が初めてではない。古代の塩の結晶体の中に保存されていた2億5000万年前のバチルス属菌(納豆菌など)を生き返らせた事例が2000年、英科学雑誌「ネーチャー」に発表されたことがある。だが、その菌は、数億年の間に冬眠状態にあったにもかかわらず、それまで進化を続けた現代の菌と大きな違いがなかった。塩の結晶が汚染された(現代の菌が後ほどしみ込んだ)のではないか、と反論する論文が「サイエンス」に載せられるほど議論を呼んだ。
ところが、イ博士が氷河で発見した古代バクテリアには、現在まで発見されたいかなる遺伝子とも一致しない、そして、その機能をとうてい知りえない遺伝子が290個もある。同氏が発見した全遺伝子(559個)の半分を上回る。「全く分からない遺伝子なので、どんな機能をするのか、どんな影響を与えるのか、推測さえできない。しかも、バクテリアは高等生物のように受精などをしなくても、核酸物質をやりとりできる。現代のバクテリアが氷河から解放された古代バクテリアから核酸物質を受けて進化することができるのだ」。
氷河の融解によって解放されたバクテリアが増殖したり、実際に南極海でも生き返ることができるだろうか。
「もちろんだ。まずは、氷河を溶かした温度が実際の南極海の温度と似ている。そして、実験室はむしろバクテリアを培養しにくい。一般のバクテリアの培養率も1000匹当たり1匹程度にすぎない。だから、自然の状態では、さらに多くのバクテリアが生き返ることができる」。
イ博士は、10万年前の氷河では2種類のバクテリアを生き返らせて増殖させたが、800万年前の氷河では復活させることができなかった。それなら、非常に古い氷河の場合は、生態系に大混乱をもたらし得る「古代バクテリアの復活」を懸念する必要はないのだろうか。
「その認識は間違っている。古代バクテリアが生きていてこそ、現代バクテリアに影響を与えることができるわけではない。『水平的進化』は、現代の生きているバクテリアが、水に溶けた(死んだ)古代バクテリアの遺伝子を食うだけでも起きることがある」。
イ博士の研究結果によると、「現在、世の中にはない遺伝子」が10万年前の氷河には55個、800万年前の氷河には235個あった。南極氷河が溶ける速度は年々加速している。今年2月には、ソウル市の面積に等しい大きさの氷山が、南極大陸西部で溶けた。「突然変異が現れ、デング熱ウイルス、鳥インフルエンザウイルスなどといった新しい疾病をもたらすかもしれない。運が良ければ人類に大きなプラスとなる新しいバクテリアが現れるかもしれない…科学者に小説を書かせないでくれ。すべては確率の問題だから。最悪のシナリオも考えられるのは事実だ」。
中央日報 Joins.com
2008.04.20 12:56:53
>科学者に小説を書かせないでくれ。
記事の信憑性うんぬんじゃなく、この部分が面白かった。
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