「科協」についての説明 1
投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2006/11/28 12:17 投稿番号: [3606 / 10735]
産業スパイ「科協」
2005/10/15 Saturday 01:43:52 JST
【ネットで透る北朝鮮】1:産業スパイ「科協」(現代コリア2004年2月号-第438号)
●ごあいさつ
拙書「サイバー北朝鮮」(白夜書房刊)の書評を頂戴してはや二ヶ月、今月号より本欄を執筆させていただくことになりました。宜しくお願い申し上げます。
嘘を流布させるなら、真実に紛れ込ませるのが最も効果的である。はからずもインターネットには、この真理が何人も意図せぬうちから充満する情報空間と化している。宝石のような真実は、根拠のない噂や虚偽の堆積に埋もれている。しかしそれが「インターネットから得られた情報など当てにならない」という印象や判断を生じさせているとすれば、悲しいことである。
今月から数回にわけて、インターネットから得られる「公然情報」を分析することで、これまであまり語られることのなかった北朝鮮の一側面、おもに対日有害活動組織について、その姿を追跡してみようと思う。情報源を明らかにし、またネット調査の手法を「パソコンの苦手な」読者の皆様を想定し簡明に記すことで、ご挨拶に代えさせていただければ幸いである。
●在日本朝鮮人科学技術協会(科協)とは
「黄竽洪(理学部11期)・在日本朝鮮人科学技術協会会長」「鄭明洙副会長」「朱荽暾顧問」。
朝鮮大学校のホームページには、大変興味深い記事が掲載されている。「科協代表団『韓国科学技術情報研究院』の招聘で大田、ソウル訪問」と題されたこの記事に眼を走らせると、北朝鮮の科学技術を研究する人間にとっては驚くべき記述に出くわす。なんと、科協メンバー数名の名前が、そのまま載っているのである。
今月はこの記事を手がかりに、筆者の近著「サイバー北朝鮮」の「その後」をつづってみようと思う。公然情報を読み解くことで、北の産業スパイ集団と噂される謎の組織「科協」にどこまで迫れるか。
在日本朝鮮人科学技術協会(科協)。昨年に発覚した1994年のジェットミル不正輸出事件で、セイシン企業をいわばダミー企業として活用していた疑惑で話題にもなった、朝鮮総聯の傘下団体である。
朝鮮総聯公式ページには「1959年6月28日結成。略称、科協。在日朝鮮自然科学者、技術者、生産業者を網羅した社会団体である」と説明されているものの、実は「北朝鮮の軍需産業を担当する第二経済委員会傘下企業の"朝鮮科学技術協調社"などを通じて、日本の科学技術情報を北朝鮮に送る産業スパイ集団」といわれている。
1999年4月、朝鮮科学技術協調社のメンバーを中心とする朝鮮科学技術交流団が、二度にわたり訪日した。訪日の目的は「軍需物資の調達、あるいはそれに関連した情報収集」というのが、専門家の一致した見解であった。
この朝鮮科学技術協調社の「出先機関」である科協……。有名国立大を卒業した在日朝鮮人科学者らで組織され、学術報告会などを開催するその一方で、専門知識を生かして日本国内でミサイル関連機器を調達しては、北朝鮮に送っているという指摘も出ている。
長らく科協は「謎の組織」であり、現在も然りだ。メンバーの名前がこれまで網羅的に発表されたことはなかった。かつてネット上に存在した科協の公式ページにすら、メンバーの紹介はなされていなかった。
主要メンバーのリストを掲げる「在日韓国科学技術者協会」とは、その情報公開度はまったく異なる。
先の記事から拾える科協メンバーの名前は以下の通りだ。
会長:黄竽洪(理学部11期)
副会長:鄭明洙、崔一?
生物農学専門委員会委員長:朴俊泳
顧問:朱荽暾
(「科協代表団『韓国科学技術情報研究院』の招聘で大田、ソウル訪問」より。敬称略)
難しい漢字名ばかりだが、さしあたりここでは二名の人物をご記憶願いたい。科協副会長の「鄭明洙」氏、そして顧問の「朱荽暾」氏である。
2に続きます。
2005/10/15 Saturday 01:43:52 JST
【ネットで透る北朝鮮】1:産業スパイ「科協」(現代コリア2004年2月号-第438号)
●ごあいさつ
拙書「サイバー北朝鮮」(白夜書房刊)の書評を頂戴してはや二ヶ月、今月号より本欄を執筆させていただくことになりました。宜しくお願い申し上げます。
嘘を流布させるなら、真実に紛れ込ませるのが最も効果的である。はからずもインターネットには、この真理が何人も意図せぬうちから充満する情報空間と化している。宝石のような真実は、根拠のない噂や虚偽の堆積に埋もれている。しかしそれが「インターネットから得られた情報など当てにならない」という印象や判断を生じさせているとすれば、悲しいことである。
今月から数回にわけて、インターネットから得られる「公然情報」を分析することで、これまであまり語られることのなかった北朝鮮の一側面、おもに対日有害活動組織について、その姿を追跡してみようと思う。情報源を明らかにし、またネット調査の手法を「パソコンの苦手な」読者の皆様を想定し簡明に記すことで、ご挨拶に代えさせていただければ幸いである。
●在日本朝鮮人科学技術協会(科協)とは
「黄竽洪(理学部11期)・在日本朝鮮人科学技術協会会長」「鄭明洙副会長」「朱荽暾顧問」。
朝鮮大学校のホームページには、大変興味深い記事が掲載されている。「科協代表団『韓国科学技術情報研究院』の招聘で大田、ソウル訪問」と題されたこの記事に眼を走らせると、北朝鮮の科学技術を研究する人間にとっては驚くべき記述に出くわす。なんと、科協メンバー数名の名前が、そのまま載っているのである。
今月はこの記事を手がかりに、筆者の近著「サイバー北朝鮮」の「その後」をつづってみようと思う。公然情報を読み解くことで、北の産業スパイ集団と噂される謎の組織「科協」にどこまで迫れるか。
在日本朝鮮人科学技術協会(科協)。昨年に発覚した1994年のジェットミル不正輸出事件で、セイシン企業をいわばダミー企業として活用していた疑惑で話題にもなった、朝鮮総聯の傘下団体である。
朝鮮総聯公式ページには「1959年6月28日結成。略称、科協。在日朝鮮自然科学者、技術者、生産業者を網羅した社会団体である」と説明されているものの、実は「北朝鮮の軍需産業を担当する第二経済委員会傘下企業の"朝鮮科学技術協調社"などを通じて、日本の科学技術情報を北朝鮮に送る産業スパイ集団」といわれている。
1999年4月、朝鮮科学技術協調社のメンバーを中心とする朝鮮科学技術交流団が、二度にわたり訪日した。訪日の目的は「軍需物資の調達、あるいはそれに関連した情報収集」というのが、専門家の一致した見解であった。
この朝鮮科学技術協調社の「出先機関」である科協……。有名国立大を卒業した在日朝鮮人科学者らで組織され、学術報告会などを開催するその一方で、専門知識を生かして日本国内でミサイル関連機器を調達しては、北朝鮮に送っているという指摘も出ている。
長らく科協は「謎の組織」であり、現在も然りだ。メンバーの名前がこれまで網羅的に発表されたことはなかった。かつてネット上に存在した科協の公式ページにすら、メンバーの紹介はなされていなかった。
主要メンバーのリストを掲げる「在日韓国科学技術者協会」とは、その情報公開度はまったく異なる。
先の記事から拾える科協メンバーの名前は以下の通りだ。
会長:黄竽洪(理学部11期)
副会長:鄭明洙、崔一?
生物農学専門委員会委員長:朴俊泳
顧問:朱荽暾
(「科協代表団『韓国科学技術情報研究院』の招聘で大田、ソウル訪問」より。敬称略)
難しい漢字名ばかりだが、さしあたりここでは二名の人物をご記憶願いたい。科協副会長の「鄭明洙」氏、そして顧問の「朱荽暾」氏である。
2に続きます。
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