(改めて)加藤紘一さんのお言葉
投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2006/08/16 06:36 投稿番号: [2564 / 10735]
加藤紘一です。今日は7月の10日ですけれども、5日の日に北朝鮮がミサイルの実験をしました。今、日本国中も、そして世界も、この話題でひとしきり盛り上がっています。私は、通報なしに軍事演習をする、とんでもない話でありまして、私の選挙区山形県鶴岡市に県立の水産高校がありますが、そこの学生達は実験船で海上にいたようです。もしかしたら、ウラジオストクの近くにいたのかもしれません。もし万が一、といっても、まあもちろん一億分の一とか、一兆分の一ぐらいの可能性でしょうけれども、万が一事故にあったりしたら大変なことなんで、けしからん話だと思います。
通常こういう時には世界各国に、こういう軍事演習をし、着弾する地域がこの地域だから、みなさんできるだけ、というか完全にその地域からは離れてくださいということを通知するわけですが、日本にはもちろんのこと、そして最も親しい中国にも連絡してなかったということですから、まったく無謀なことと言わざるを得ません。
こんなバカなことを北朝鮮がなぜ起こしたのか、理由は簡単だと思います。あの国はいろんな意味で追いつめられています。まず経済が悪くて一部に飢餓が発生しているとさえ言われます。この際に北朝鮮としては、やはりアメリカとの関係を良くし、そして金正日の体制を維持してもらいながら、同時に日本との関係を良くして経済援助を受ける。これが今、北朝鮮の考えているシナリオだろうと思います。しかしその通りにはいきません。このアメリカの気を引く今度の演習も、とうにアメリカの方はわかっていますから、そしてそのミサイルなどが、まあアメリカの実力から見れば児戯(じぎ)にも値するような、子どものおもちゃみたいな軍事兵器であることをアメリカはよく知ってますから、こんなことくらいで彼らはびくともしません。
通一方、日本から見ても北朝鮮のミサイルが、まあ今、国内的には大変問題になっていて日本の上空も射程に入っているという意味で、大変みんな心配されておりますけれども、しかしまあ軍事的に考えてみればミサイルを打ち上げるロケットと、人工衛星を空にまわしていくロケットとは同じ技術です。日本のロケット技術は北朝鮮の何十倍も上です。例えばH2ロケットというのを上げてお天気衛星や通信衛星を、地球の周りを日本はまわしてますけれども、これは実はその上にもし爆弾を積めばこれはミサイルと同じものになるわけで、私は国民のみなさんに申し上げたいのですが、日本の実力というのは、おそらく軍事的にも経済的にも、北朝鮮をかなり上回っているものだという事実をもっと知っていただくことだと思います。もし、本当に日本はやっておりませんけれども、北朝鮮のノドンとかスカッドミサイルのようなものを作ろうとすれば、日本の技術では朝飯前で、ただ“他の国を攻撃しない”という日本の専守防衛の原則があるから、日本の自衛隊のミサイルは、まあ言うなれば飛んできたものを叩き落とすハエ叩きみたいなものしか作っていません。射程180キロ、東京から撃って新潟に届くか届かないものに自ら限定しているわけで、本当に軍事的な対決ということになれば、日本の技術はすでに、もう北朝鮮のかなり上をいっているということが分かっていることで、北朝鮮もそれを分かっています。
ですから、まあ言うなれば今度の話は、騒ぎを起こして外交的に世界の注目を集めるという所に目的があったと思います。アメリカは日本の怒りというものに付き合ってくれて、国連における安全保障理事会の決議案というものの動きに同調してくれております。しかし中国は北朝鮮というもの、まあ、ある意味では「まあしょうがないな」という感じで少し軽く見ているところはありますし、韓国の方は北朝鮮がもしあまりにも度をはずしたようなことをすれば一番の被害を受けるのは韓国自らですから、とにかくここは出来るだけ早く、この北朝鮮を六者会談の場に引き戻す、そしていろいろ説得して聞かせてあげるというような立場に立っていると思います。
北朝鮮のGNPは今、日本の200分の1くらいでしょうか。2兆円から3兆円くらいです。中国が150兆ぐらい、日本が500兆、そして韓国が今6〜70兆じゃないかと思います。これらの国から見れば、北朝鮮というものが早くこの日中韓で指導してあげて、そしてバカなことをしないように、話し合いを話して聞かせてあげなければいけない、そんな感じに思っております。
いずれにしろ早く、この騒ぎが北朝鮮が国際社会の話し合いに出てくることによって、決着といいますか、国民の間の不安感が取り除かれるように外交努力を進めてもうらうことを期待します。
まああの今回、だいぶ前から予想されていた発射だったんで、政府の対応は非常に準備周到、落ち着いたもので良かったと思ってます。これからは外交交渉に期待したいと思います。
通常こういう時には世界各国に、こういう軍事演習をし、着弾する地域がこの地域だから、みなさんできるだけ、というか完全にその地域からは離れてくださいということを通知するわけですが、日本にはもちろんのこと、そして最も親しい中国にも連絡してなかったということですから、まったく無謀なことと言わざるを得ません。
こんなバカなことを北朝鮮がなぜ起こしたのか、理由は簡単だと思います。あの国はいろんな意味で追いつめられています。まず経済が悪くて一部に飢餓が発生しているとさえ言われます。この際に北朝鮮としては、やはりアメリカとの関係を良くし、そして金正日の体制を維持してもらいながら、同時に日本との関係を良くして経済援助を受ける。これが今、北朝鮮の考えているシナリオだろうと思います。しかしその通りにはいきません。このアメリカの気を引く今度の演習も、とうにアメリカの方はわかっていますから、そしてそのミサイルなどが、まあアメリカの実力から見れば児戯(じぎ)にも値するような、子どものおもちゃみたいな軍事兵器であることをアメリカはよく知ってますから、こんなことくらいで彼らはびくともしません。
通一方、日本から見ても北朝鮮のミサイルが、まあ今、国内的には大変問題になっていて日本の上空も射程に入っているという意味で、大変みんな心配されておりますけれども、しかしまあ軍事的に考えてみればミサイルを打ち上げるロケットと、人工衛星を空にまわしていくロケットとは同じ技術です。日本のロケット技術は北朝鮮の何十倍も上です。例えばH2ロケットというのを上げてお天気衛星や通信衛星を、地球の周りを日本はまわしてますけれども、これは実はその上にもし爆弾を積めばこれはミサイルと同じものになるわけで、私は国民のみなさんに申し上げたいのですが、日本の実力というのは、おそらく軍事的にも経済的にも、北朝鮮をかなり上回っているものだという事実をもっと知っていただくことだと思います。もし、本当に日本はやっておりませんけれども、北朝鮮のノドンとかスカッドミサイルのようなものを作ろうとすれば、日本の技術では朝飯前で、ただ“他の国を攻撃しない”という日本の専守防衛の原則があるから、日本の自衛隊のミサイルは、まあ言うなれば飛んできたものを叩き落とすハエ叩きみたいなものしか作っていません。射程180キロ、東京から撃って新潟に届くか届かないものに自ら限定しているわけで、本当に軍事的な対決ということになれば、日本の技術はすでに、もう北朝鮮のかなり上をいっているということが分かっていることで、北朝鮮もそれを分かっています。
ですから、まあ言うなれば今度の話は、騒ぎを起こして外交的に世界の注目を集めるという所に目的があったと思います。アメリカは日本の怒りというものに付き合ってくれて、国連における安全保障理事会の決議案というものの動きに同調してくれております。しかし中国は北朝鮮というもの、まあ、ある意味では「まあしょうがないな」という感じで少し軽く見ているところはありますし、韓国の方は北朝鮮がもしあまりにも度をはずしたようなことをすれば一番の被害を受けるのは韓国自らですから、とにかくここは出来るだけ早く、この北朝鮮を六者会談の場に引き戻す、そしていろいろ説得して聞かせてあげるというような立場に立っていると思います。
北朝鮮のGNPは今、日本の200分の1くらいでしょうか。2兆円から3兆円くらいです。中国が150兆ぐらい、日本が500兆、そして韓国が今6〜70兆じゃないかと思います。これらの国から見れば、北朝鮮というものが早くこの日中韓で指導してあげて、そしてバカなことをしないように、話し合いを話して聞かせてあげなければいけない、そんな感じに思っております。
いずれにしろ早く、この騒ぎが北朝鮮が国際社会の話し合いに出てくることによって、決着といいますか、国民の間の不安感が取り除かれるように外交努力を進めてもうらうことを期待します。
まああの今回、だいぶ前から予想されていた発射だったんで、政府の対応は非常に準備周到、落ち着いたもので良かったと思ってます。これからは外交交渉に期待したいと思います。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/dabaafl1b2_1/2564.html