解説:斜め上の雲 81
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/09/07 21:39 投稿番号: [1752 / 2847]
>「まさか、これではあるまいな」
華秉は親指と人差し指でマルをつくった。
「高官は身内にいないし、江南に住めるほどの金持ちでもない。よく知っているだろうが」
世実は苦笑した。高官、議員の身内が徴兵を避けて海外に移住したり、賄賂をつかうことはよく知られていた。江南は富裕層が多く住むソウルの高級市街地であり、かれらも徴兵をのがれるために賄賂をよくつかうことで知られている。
これも有名ですね。何回も使っているものですが、一応資料をあげます。
・・・・・・・
徴兵逃れは、軍人の側からも手引きする者がいるらしい。一九九六年六月、国防省検察部は現役将校八十八人を含む四百余名を捜査し、軍人五名を拘束したが、当時の新聞は「カネで兵役を免除されたり、よい配置に就くことができるということは、韓国社会の公々然たる噂だ」と報じていた。このとき起訴された兵務庁の募兵連絡官だった元准尉などは、富裕層の百五十四名から総額五億四千万ウォン受け取っていたというからすさまじい。親たちは子供に兵役を逃れさせようと、工作に懸命なのである。ソウルの漢江南岸の高級住宅地では、現役入隊をすることになった若者に対して「お前のお袋さんは継母じゃないのか」という冗談が交わされるという(『朝鮮日報』九十九年六月十三日付)。実母だったら、工作して現役にならないようにするはずだというわけで、闇の運動の激しさを物語っている。
徴兵検査の判定には、現役合格者と不合格(徴兵免除)者との間に、防衛兵という区分がある。一家を扶養する大黒柱的存在の者や、体力、学力がいちじるしく不足している者、入隊せずに役所に通い、公務員の補助をすることで、兵役に代えるというものである。服務期間は半年から一年というから、あらゆる面で現役入隊(二年以上服務)より楽である。九三年の国防省特命検閲団(兵務非理の監査のため、金泳三政府が特別に設けたもの)が行なった兵役義務の実態調査によると、徴兵検査を受けた者のうち、①現役合格者、②防衛兵の判定を受けた者、③兵役免除者の割合は、全国平均で五五%、二七%、一八%になっているが、江南の高級住宅地ではそれぞれ三四%、五六%、一〇%で、防衛兵の割合が倍以上になっており、これが大いに利用されていることが分かる。
エリートに多い兵役未経験者
そういう空気の中で成長したエリートたちだからだろうか、社会の指導層のなかに、兵役未経験者が三分の一もいる――という数字にも出くわした。『月刊朝鮮』九五年十一月号が、行政府の長・次官、道知事(日本の県知事に当たる)、市長、大統領府の首席秘書官、与野党の重鎮国会議員百三十九名を調べた結果、軍務に就いたことのないものが三三・六%に上った、というのである。
『物語 韓国人』田中明 文春新書
・・・・・・・
そういや、兵役を務めたどうかについてきくと、逃げ回って罵倒とスリカエを繰り返す自称韓国人とやらがいたような(とおぉぉい目)。
華秉は親指と人差し指でマルをつくった。
「高官は身内にいないし、江南に住めるほどの金持ちでもない。よく知っているだろうが」
世実は苦笑した。高官、議員の身内が徴兵を避けて海外に移住したり、賄賂をつかうことはよく知られていた。江南は富裕層が多く住むソウルの高級市街地であり、かれらも徴兵をのがれるために賄賂をよくつかうことで知られている。
これも有名ですね。何回も使っているものですが、一応資料をあげます。
・・・・・・・
徴兵逃れは、軍人の側からも手引きする者がいるらしい。一九九六年六月、国防省検察部は現役将校八十八人を含む四百余名を捜査し、軍人五名を拘束したが、当時の新聞は「カネで兵役を免除されたり、よい配置に就くことができるということは、韓国社会の公々然たる噂だ」と報じていた。このとき起訴された兵務庁の募兵連絡官だった元准尉などは、富裕層の百五十四名から総額五億四千万ウォン受け取っていたというからすさまじい。親たちは子供に兵役を逃れさせようと、工作に懸命なのである。ソウルの漢江南岸の高級住宅地では、現役入隊をすることになった若者に対して「お前のお袋さんは継母じゃないのか」という冗談が交わされるという(『朝鮮日報』九十九年六月十三日付)。実母だったら、工作して現役にならないようにするはずだというわけで、闇の運動の激しさを物語っている。
徴兵検査の判定には、現役合格者と不合格(徴兵免除)者との間に、防衛兵という区分がある。一家を扶養する大黒柱的存在の者や、体力、学力がいちじるしく不足している者、入隊せずに役所に通い、公務員の補助をすることで、兵役に代えるというものである。服務期間は半年から一年というから、あらゆる面で現役入隊(二年以上服務)より楽である。九三年の国防省特命検閲団(兵務非理の監査のため、金泳三政府が特別に設けたもの)が行なった兵役義務の実態調査によると、徴兵検査を受けた者のうち、①現役合格者、②防衛兵の判定を受けた者、③兵役免除者の割合は、全国平均で五五%、二七%、一八%になっているが、江南の高級住宅地ではそれぞれ三四%、五六%、一〇%で、防衛兵の割合が倍以上になっており、これが大いに利用されていることが分かる。
エリートに多い兵役未経験者
そういう空気の中で成長したエリートたちだからだろうか、社会の指導層のなかに、兵役未経験者が三分の一もいる――という数字にも出くわした。『月刊朝鮮』九五年十一月号が、行政府の長・次官、道知事(日本の県知事に当たる)、市長、大統領府の首席秘書官、与野党の重鎮国会議員百三十九名を調べた結果、軍務に就いたことのないものが三三・六%に上った、というのである。
『物語 韓国人』田中明 文春新書
・・・・・・・
そういや、兵役を務めたどうかについてきくと、逃げ回って罵倒とスリカエを繰り返す自称韓国人とやらがいたような(とおぉぉい目)。
これは メッセージ 1750 (toapanlang さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/dabaafa4rbepa4a6_1/1752.html