朝鮮を笑う

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斜め上の雲 80

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/09/01 10:48 投稿番号: [1745 / 2847]
  まったくこの時期の学生運動の親北化はすさまじい。
  盧泰愚大統領が「七・七宣言」によって北朝鮮との対峙姿勢を軟化させたことはすでにのべた。
  そのため民主化、学生運動のはたじるしとして公然と赤色がつかわれるようになったのである。がんらい、赤色は共産主義の象徴であり北朝鮮をしめすために忌まれていた。たとえば、学校の運動会などのように対抗戦でおこなう行事は紅白戦ではなく青白戦と称した。
  ところが、ここにきて学生、労働運動が親北、左翼運動とむすびつき赤色をはたじるしとするようになった。李承晩、朴正煕時代の学生デモが反体制を標榜しながらもけっして赤色をつかわなかったことを考えると隔世の感がある。
  こうして、政治運動だけでなく各種の行事に赤い旗や鉢巻き、垂れ幕、プラカード、衣装などが登場するようになった。後年、それが国内外で悪名の高いサッカーサポーター「赤い悪魔(レッドデビルズ)」につながったことをおもえば、なにやら韓国の未来を暗示するような気もする。

  世実がこういった北朝鮮に親和感をもつ学生運動の影響で主体思想に染まった学生生活をおくっているころ、華秉はべつの思想にとらわれていた。
  民族主義である。それもお花畑に咲きほこるような雄大なものであった。
  韓国陸軍では、毎週水曜日を「精神教育の日」とし、全将兵を対象として民族史教育をほどこしていたのであるが、その古代史の部分が、前述した「桓檀古記」「揆園史話」「檀奇古史」といった史書に題材をとっていた。
「わが民族最初の国家は紀元前七一九九年に建国された桓国であり、その領土はカムチャッカ半島から中東までまたがっていた」
「紀元前三八九八年、白頭山神壇樹のもとに建国された倍達国が時をへて古朝鮮にいたった」
  などと書かれたこれらの史書は、在野の歴史学者たちが称揚し、歴史学界の主流からは黙殺されているものであったため、教材にはまだ定説化の段階ではないと但し書きはつけられてはいたが、歴史事実であるとして教えていたのである。

  陸軍士官学校の事情はもっとややこしかった。朝鮮の歴史の根源について、民族史では「桓国」であるとし、正規授業の韓国史では「古朝鮮」であるとしておしえていたのである。これでは生徒たちは困惑するしかない。
「高校で習った歴史とちがう」
  多くの生徒が民族史の授業にとまどい不満をもらしているなかで、華秉だけはひそかに昂奮した。
(これこそ優秀なウリミンジョクにふさわしい雄大な歴史だ)
  韓民族は無比無類の優秀民族であるとする華秉の信念は、この時代につちかわれたといっていい。
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