解説:斜め上の雲 33
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/05/22 10:24 投稿番号: [1503 / 2847]
白団についての記述は、10年近く前に立ち読みした『白団(ぱいだん)台湾軍をつくった日本軍将校たち』(中村祐悦
芙蓉書房)という本の記憶だけが元ネタです。なんちゅうええ加減な。(苦笑)
ただ、蒋介石が、日本人なら権力闘争関係の心配はない、と考えたという解釈は筆者のオリジナルです。上記の本を読んだころから、それが主因だと思っています。
>蒋は栄達のために若いころからずいぶんいい加減なことを重ねてもきた。異様に権力欲がつよく、義兄弟の契りをむすんでいた杜月笙を、太平洋戦争後、用済みとばかりにうらぎったこともある。杜は上海の青幇の親分であり、蒋は国民党内部でのしあがるために、かれの力とアヘン販売による資金を利用していたのである。
ここは、『坂の上の雲』ではなく『項羽と劉邦』下巻で、「背水の陣」をひいた韓信に敵対する趙の宰相陳余についての話が元ネタです。以下原文。
>(正気だろうか)
李左車はおもった。陳余は若いころずいぶんいい加減なことをしてきた。張耳とのあいだに刎頚の交わりを結んでいながら、ある戦場でわが身をかばうあまり、張耳を見殺しにしかけたこともある。異常に栄達欲がつよく、そのために人を踏みつけにしたことも多かったが、趙の支配者になってからは心のひろやかな徳者をよそおうようになった。
杜月笙は、青幇の大物で上海三大ボスの一人です。筆者は安能努著『八股と馬虎』を主にネタ本にしましたが、興味のある方は「杜月笙」でぐぐってください。
かれを切り捨てたせいで青幇の援助を受けられなくなったのが国共内戦に負けた一因だともいいます。ま「狡兎死して走狗煮らる」をやり損ねたわけですな。
>アメリカで軍事教育を受けた孫立人将軍は、敗戦国の軍人ふぜいが、と当初は軽侮していたが、一転して、泥中に身を投じて匍匐前進訓練を率先しておこなうほど、もっとも熱心な生徒のひとりとなった。
ここは『白団』が元ネタです。なお『八股と馬虎』では、この孫立人は、もし蒋介石が国共内戦に敗れて台湾に逃げ込むならそれを逮捕せよ、というアメリカの密命を受けていたとされます(公開された米外交文書にあったそうです)。
蒋介石もそのへんは抜かりなく、子飼いの精鋭である胡宗南軍団を台湾に移して牽制したため不発に終ったそうです。西安事件で学習したのかな?
っておい!移動させたのは共産党との決戦直前やん!そんなことをしているから負けるんやんけ!
ただ、蒋介石が、日本人なら権力闘争関係の心配はない、と考えたという解釈は筆者のオリジナルです。上記の本を読んだころから、それが主因だと思っています。
>蒋は栄達のために若いころからずいぶんいい加減なことを重ねてもきた。異様に権力欲がつよく、義兄弟の契りをむすんでいた杜月笙を、太平洋戦争後、用済みとばかりにうらぎったこともある。杜は上海の青幇の親分であり、蒋は国民党内部でのしあがるために、かれの力とアヘン販売による資金を利用していたのである。
ここは、『坂の上の雲』ではなく『項羽と劉邦』下巻で、「背水の陣」をひいた韓信に敵対する趙の宰相陳余についての話が元ネタです。以下原文。
>(正気だろうか)
李左車はおもった。陳余は若いころずいぶんいい加減なことをしてきた。張耳とのあいだに刎頚の交わりを結んでいながら、ある戦場でわが身をかばうあまり、張耳を見殺しにしかけたこともある。異常に栄達欲がつよく、そのために人を踏みつけにしたことも多かったが、趙の支配者になってからは心のひろやかな徳者をよそおうようになった。
杜月笙は、青幇の大物で上海三大ボスの一人です。筆者は安能努著『八股と馬虎』を主にネタ本にしましたが、興味のある方は「杜月笙」でぐぐってください。
かれを切り捨てたせいで青幇の援助を受けられなくなったのが国共内戦に負けた一因だともいいます。ま「狡兎死して走狗煮らる」をやり損ねたわけですな。
>アメリカで軍事教育を受けた孫立人将軍は、敗戦国の軍人ふぜいが、と当初は軽侮していたが、一転して、泥中に身を投じて匍匐前進訓練を率先しておこなうほど、もっとも熱心な生徒のひとりとなった。
ここは『白団』が元ネタです。なお『八股と馬虎』では、この孫立人は、もし蒋介石が国共内戦に敗れて台湾に逃げ込むならそれを逮捕せよ、というアメリカの密命を受けていたとされます(公開された米外交文書にあったそうです)。
蒋介石もそのへんは抜かりなく、子飼いの精鋭である胡宗南軍団を台湾に移して牽制したため不発に終ったそうです。西安事件で学習したのかな?
っておい!移動させたのは共産党との決戦直前やん!そんなことをしているから負けるんやんけ!
これは メッセージ 1500 (toapanlang さん)への返信です.
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