解説:斜め上の雲 17
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/03/24 09:07 投稿番号: [1297 / 2847]
今回は『坂の上の雲』6巻の黒溝台の立見師団が元ネタです。原文は、
≫木越安綱は一月二十六日夜半、十里河の宿営地を出発し、夜行軍をもって翌午前八時半、狼洞溝に達するのだが、立見尚文がこの広島師団の救援をきいたとき、
「これほどの恥辱があるかァ」
と、雪にうずもれた古城子の民家にあって、怒声をあげ、参謀長以下をてこずらせた。
元来、立見尚文というのは、そういう男であった。異常に気が強くもある。この気の強さがかれのわかいころ、旧幕歩兵数百をひきいて転戦し、山県狂介(有朋)のひきいる官軍をときに潰滅させ、ときに苦戦させ、さんざんの目にあわせたところでもあったであろう。
かつて大山巌が、
「なにしろ、軍司令官連中は維新生き残りの英雄どもでごわすから」
その統制がやっかいだ、という旨のこと山本権兵衛にいったが、立見尚文は軍司令官ではないとはいえ、大山のいう「連中」の部類でも最もたる人物といっていい。
救援が、恥辱であるという。
およそ戦略的立場からいえば救援軍の派遣は当然なのだが、それを恥辱であると気色ばむような人間でなければ、戦争という異常な行動を運営する軍隊統率者にはむかないのであろう。
そのくせ、シベリア第一軍団の包囲下にある立見尚文の師団は、刻々全滅へ近づきつつあった。
立見尚文:金錫源、大山巌:白善菀、援軍:撤退、という入替えです。
>参謀長の話がおわると、師団長金錫源は、ひっくり返したキムチ壷の上に乗り、
最後に「よほど撤退がいやであったのであろう」と付け加えましたが、ここもほぼ原文そのまんまです。以下原文。
≫参謀長の話がおわると、師団長立見尚文は、シナ長持の上に乗り、
「わが師団は、開戦以来、日本内地に控置され(中略)わが弘前師団はすでに日本一の精強をうたわれながら、これしきの戦いで苦戦をするとは何事であるか。奥州の健児たる者、他師団にひけをとるまいと思えば、他師団が、五、六度の会戦で受けた損害を一度に負うべし。その覚悟で戦うべし」
といったとき、立見は跳ねあがって地団駄踏み、ついに壇にしているシナ長持のフタを踏みやぶってしまった。
立見中将は「シナ長持」のふたを踏み破ったのですが、朝鮮半島ということで、金錫源にはキムチ壷を踏み破っていただきました。って、そない簡単に踏み破れるかっちゅーねん。(笑)
≫木越安綱は一月二十六日夜半、十里河の宿営地を出発し、夜行軍をもって翌午前八時半、狼洞溝に達するのだが、立見尚文がこの広島師団の救援をきいたとき、
「これほどの恥辱があるかァ」
と、雪にうずもれた古城子の民家にあって、怒声をあげ、参謀長以下をてこずらせた。
元来、立見尚文というのは、そういう男であった。異常に気が強くもある。この気の強さがかれのわかいころ、旧幕歩兵数百をひきいて転戦し、山県狂介(有朋)のひきいる官軍をときに潰滅させ、ときに苦戦させ、さんざんの目にあわせたところでもあったであろう。
かつて大山巌が、
「なにしろ、軍司令官連中は維新生き残りの英雄どもでごわすから」
その統制がやっかいだ、という旨のこと山本権兵衛にいったが、立見尚文は軍司令官ではないとはいえ、大山のいう「連中」の部類でも最もたる人物といっていい。
救援が、恥辱であるという。
およそ戦略的立場からいえば救援軍の派遣は当然なのだが、それを恥辱であると気色ばむような人間でなければ、戦争という異常な行動を運営する軍隊統率者にはむかないのであろう。
そのくせ、シベリア第一軍団の包囲下にある立見尚文の師団は、刻々全滅へ近づきつつあった。
立見尚文:金錫源、大山巌:白善菀、援軍:撤退、という入替えです。
>参謀長の話がおわると、師団長金錫源は、ひっくり返したキムチ壷の上に乗り、
最後に「よほど撤退がいやであったのであろう」と付け加えましたが、ここもほぼ原文そのまんまです。以下原文。
≫参謀長の話がおわると、師団長立見尚文は、シナ長持の上に乗り、
「わが師団は、開戦以来、日本内地に控置され(中略)わが弘前師団はすでに日本一の精強をうたわれながら、これしきの戦いで苦戦をするとは何事であるか。奥州の健児たる者、他師団にひけをとるまいと思えば、他師団が、五、六度の会戦で受けた損害を一度に負うべし。その覚悟で戦うべし」
といったとき、立見は跳ねあがって地団駄踏み、ついに壇にしているシナ長持のフタを踏みやぶってしまった。
立見中将は「シナ長持」のふたを踏み破ったのですが、朝鮮半島ということで、金錫源にはキムチ壷を踏み破っていただきました。って、そない簡単に踏み破れるかっちゅーねん。(笑)
これは メッセージ 1292 (toapanlang さん)への返信です.
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