解説:斜め上の雲 15
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/03/13 15:09 投稿番号: [1276 / 2847]
>日本軍といえば、金錫源が右腕とたのむ参謀長崔慶禄大佐も日本軍出身である。
本文にもあるように、崔大佐は憧れの人であった金錫源に要望されて、その参謀長になりました。
戦中、憲兵司令官に転じ、軍幹部による大規模な汚職横領事件である国民防衛軍事件を摘発し、戦後は、政治家として外交畑をすすみ、駐日大使にもなりました。机には、日本軍時代引き立ててくれた上官小野少将の写真を飾っていたといいます。そんな彼の発言を紹介します。
「自分は韓国を愛するがゆえに親日である」
「私は幸運にも陸軍時代、よい上官に恵まれた。小野少将ばかりではなかった。朝鮮軍司令部の最後の参謀長であった井原潤次郎中隊長も視野が広く、日韓関係を深く理解しておられた。私もこういう指揮官になりたいと憧れていた。しかしこれらの人々はすべて亡くなられて今会うことはできない。何としても残念だ」
「戦前の日本人には信頼できる立派な人々が多かった。それに対して現在の日本の政治家は周囲に気兼ねしてか、正直に本当のことを言う人が皆無に近い。
私がもし日本の首相だったら、一日でよい。洗いざらい本当のことを発言してみたい。それでやめさせられたら本望だし、それによって日本国民の目は覚め日本は本来の姿にたちかえるに違いない」(1988年1月11日付産経新聞)
最後の一文はこのカテでも紹介されてましたっけ。
このような発言のため、帰国後は『親日派』として糾弾され、2002年ひっそりと死去されたそうです。合掌。
>銃弾が飛びかうなかで、日本刀をかざして陣頭に立ち、敵軍を睥睨するすがたは兵の士気を高めた。
(これがほんとうの軍人だ)
そばにつきしたがう錫元は身ぶるいした。金村の故老から聞いた立見尚文中将、黒木為腊大将らの雄姿をおもいおこした。
金錫源が陣頭で日本刀を振りかざして退かなかったのは有名です。
『坂の上の雲』のパロディということで、立見尚文中将、黒木為腊大将を重ねあわせました。作者のイメージ的には金錫源=立見中将です(この設定、もう少し後の伏線でもあります)。
これは メッセージ 1275 (toapanlang さん)への返信です.
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