竹島

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Re: 「欝陵之東島嶼相望接于倭境」

投稿者: chaamiey 投稿日時: 2008/05/24 09:30 投稿番号: [16627 / 18519]
(ararenotomo1さんの文章の引用)

   確かに、どれくらい遠い場合に「望」というのかは相対的なものです。そこで一つの例を挙げます。張漢相『蔚陵島事蹟』(1694)は、独島を「入山登中峯・・東望海中有一島杳在辰方而其大未満蔚島三分之一不過三百余里」と記し、竹島(chukdo)を「東方五里許有一小島不甚高大海長竹叢生於一面」と書きました。Am_I_AHO_1stさん(Nos.16572, 16576, 16586)やlib_1964_1982さん(No.16577)が述べたたように、ここでは、独島には「望」を用い、2 kmしか離れていない竹島には「望」を用いていないようです。
(引用終わり)

  そう読むべきでしょうか。

東方五里許 有一小島   不甚高大 海長竹叢生於一面 霽雨○捲之日 入山登中峯 則南北兩峯 岌崇相面 此所謂三峯也 西望大關嶺逶&#36836;之状 東望海中有一島 杳在辰方 而其大滿蔚島三分之一 不過三百餘里

   2km離れた竹島(chukdo)に「東方五里許 有一小島」と「有」が用いられているのはそのとおりですが、竹島(独島)については、はたして「望」が用いられているということになりますかね。「東望海中有一島」は「東を望めば海中に一島有り」が自然でしょう。これを「東に海中に一島有るを望む」というようなややこしい読み方をしますか。
  しかし、まあ、遠いところをどう表現するかは今の議論からは重要な問題ではなく、問題は近いところの表現です。

   そもそも張漢相『蔚陵島事蹟』(1694)のこの当たりの部分は、鬱陵島のここはこんな様子だ、あちらはこんな様子だ、ということを具体的に説明するものです。このような場合、近くにある島(chukdo)については、そこに島が「有る」と表現するのはごく当然なことです。「望」という表現が一般的にどういう距離感のときに用いられるかという議論の参考にはできません。



   次に、

   私が「これは鬱陵島の東の話であるわけですが、竹島(Liancourt Rocks)ならば東南にあります。東には竹島(chukdo)がありますね。」と書いたことに対して、ararenotomo1さんは、「張漢相も上記のように、「辰方」(東南東)にも「東望」と書いています。」という御意見ですが、これは、東南東は大きく区分すれば「東」と表現してもおかしくないから、ひいては、東南東にある竹島(独島)を東にあると表現しても不思議ではないという意味ですか。

   これも比較対象にできないですね。上に引用した原文から読めるように、張漢相は山に登って、そこから見える四方の説明をしているのです。まず「南北」には高い峯が続いていると言っています。次に、西に大關嶺(これは朝鮮半島・江原道の高原地帯のこと?)が見え、次に東を見ると東南東の方向に島が見えると言っています。
   地勢を説明するときに、いちいち、東には・・・、東南東には・・・、東南には・・・、南南東には・・・というふうに最初から十二方位で説明するのは、特にそうする必要がある場合は別として、普通はしないでしょう。一般的な感覚では東西南北で説明するのが普通ですね。張漢相もそうしました。そして、竹島(独島)については方向が少し違うために詳しく説明しなければいけないと考えたからこそ、「杳在辰方」(東南東遥か)と具体的な説明を付したのではないですか。つまり、東南東にある島のことを大雑把に「東にある」と表現しているわけではありません。


   他の点については、後日あらためて投稿します。
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