于山島はチクトウ(竹島)? 下條批判6
投稿者: ban_wol_seong 投稿日時: 2007/08/19 21:11 投稿番号: [15736 / 18519]
他方、安龍福は大谷船により米子へ連行される途中にも竹島=独島を見たことが『邊例集要』巻17「欝陵島」条に記録されました。同書は数百年にわたる日本との交隣関係をまとめた書ですが、「欝陵島」条に「竹島一件」が記されました。その書で朴於屯の詳細な尋問の後に安龍福の口述が簡単にこう記されました。
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甲戌(1694)正月
竹島で捉えられた罪人である蔚山居住の朴於屯、安龍福を尋問した。朴於屯を内に招いた
・・・・・
安龍福を内に招いた。山の形や草木などの話の内容は(朴と)同じであった。末節なことであるが、身を捉えられて島を去る時、一夜を経た翌日の夕食の後、一島が海中にあるのを見た。竹島に比べすこぶる大きいという。云々(注12)。
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安龍福たちが捉えられた場所を欝陵島とせずに竹島として記録したのは、当時の朝鮮政府は欝陵島と竹島は別の島であるという立場をとったためでした。この時、安龍福が見た「一島」に関する証言は末節なこととして片付けられてしまったようです。
しかるに、欝陵島から一日の道のりにあるこの島こそが、まさしく竹島=独島でした。下條氏がいうような、欝陵島からわずか数kmしか離れていないチクトウ(竹島)ではあり得ません。当時、大谷船は竹島=独島を航路の目印として、あるいは漁撈のために往復の途中でかならず同島へ寄っていたのでした。
なお、朴於屯はこの時「水疾」をわずらって寝ていたため竹島=独島を見ることができず、他に島はなかったと口述しました。
安はその島を「竹島に比べすこぶる大きい」と表現しましたが、これは彼一流の誇張表現と思われます。かつて、下條氏はそのように「大きい島」は隠岐島しかないとして、安龍福が見たのは竹島=独島ではなく隠岐島であるという説を発表したことがありましたが、単なる揚げ足取りにすぎなかったようです。最近は変説してその説を言わなくなったことはすでに紹介したとおりです。
ともかく、ここで重要なのは、安龍福が実際に見たその島が于山島であり、日本で松島とよばれていることを彼が知ったことです。その認識を彼は連行船のなかで知るようになったのかどうかは不明ですが、その認識を強固にし、かつ同島などは朝鮮領であることを訴えるために、三年後、みずから進んで二度目の来日を実行したのでした。韓国で英雄視される由縁です。
(つづく)
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甲戌(1694)正月
竹島で捉えられた罪人である蔚山居住の朴於屯、安龍福を尋問した。朴於屯を内に招いた
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安龍福を内に招いた。山の形や草木などの話の内容は(朴と)同じであった。末節なことであるが、身を捉えられて島を去る時、一夜を経た翌日の夕食の後、一島が海中にあるのを見た。竹島に比べすこぶる大きいという。云々(注12)。
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安龍福たちが捉えられた場所を欝陵島とせずに竹島として記録したのは、当時の朝鮮政府は欝陵島と竹島は別の島であるという立場をとったためでした。この時、安龍福が見た「一島」に関する証言は末節なこととして片付けられてしまったようです。
しかるに、欝陵島から一日の道のりにあるこの島こそが、まさしく竹島=独島でした。下條氏がいうような、欝陵島からわずか数kmしか離れていないチクトウ(竹島)ではあり得ません。当時、大谷船は竹島=独島を航路の目印として、あるいは漁撈のために往復の途中でかならず同島へ寄っていたのでした。
なお、朴於屯はこの時「水疾」をわずらって寝ていたため竹島=独島を見ることができず、他に島はなかったと口述しました。
安はその島を「竹島に比べすこぶる大きい」と表現しましたが、これは彼一流の誇張表現と思われます。かつて、下條氏はそのように「大きい島」は隠岐島しかないとして、安龍福が見たのは竹島=独島ではなく隠岐島であるという説を発表したことがありましたが、単なる揚げ足取りにすぎなかったようです。最近は変説してその説を言わなくなったことはすでに紹介したとおりです。
ともかく、ここで重要なのは、安龍福が実際に見たその島が于山島であり、日本で松島とよばれていることを彼が知ったことです。その認識を彼は連行船のなかで知るようになったのかどうかは不明ですが、その認識を強固にし、かつ同島などは朝鮮領であることを訴えるために、三年後、みずから進んで二度目の来日を実行したのでした。韓国で英雄視される由縁です。
(つづく)
これは メッセージ 15735 (ban_wol_seong さん)への返信です.
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