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えらく古い投稿へのレスで

投稿者: honkytonk_2002_x 投稿日時: 2004/03/29 02:31 投稿番号: [6223 / 43168]
恐縮ですが…。

>小雪さんが微笑みながら、「あなたはあなたの仕事をしただけ。 夫は夫の仕事をしたのです。」と言って、涙が頬をつたう場面がありました。
あれは、欧米人の目にはどう見えるんだろう。 珍しいのかな?

米国Yahoo!の映画掲示板を見ても、「あれはワカラン」と言っている人が多いですね。
「分からんけど、彼女がオールグレンを家に置いたのは、家長である兄の命令だから、それは仕方ないんだ」とか、「キミらちゃんと観ていないなあ。彼女は兄に『こんな苦痛は耐えられないから、死んだ方がマシだ』と語っているじゃないか。イヤだけど、兄に従っただけサ」という投稿もあり。

あの映画、対象を好意を持って描いているから、いい映画だと思いますが、考証的には「?」な部分が多くて、しかも多くの欧米人がそれを「歴史的に正確」と思い込んでしまうから、まずいとは思いましたが、「ま、いいか。『ティファニーで朝食を』の時代からすれば、ずいぶん良くなった」とも思います。
でも、サムライとアメリカ原住民をダブらせるのは、ちょっと違うなあ、なんて思いました。

全体的には、上記の小雪のセリフといい、アクションシーンといい、アメリカでけっこう人気があった「るろうに剣心」がモチーフになっているかも。

もう一つ、誤解を招くのは、アメリカ人が軍事教官で来日したという部分。
明治政府に雇われたのは、陸軍は最初はフランス、次がドイツ。(この辺は、会津人で陸軍大将になった柴五郎の回想録に詳しいです。) 海軍はずっとイギリス。
まあ、薩摩藩には雇われていたアメリカ人はいたけれど。

あ、最悪なのは(って、アラサガシばかりだなあ!)、小雪と子供達が、一つのお膳でご飯を食べるところ。しかも子供達が茶碗を持たずに食べているし。
あの頃は、お膳は箱膳だったのに。
まあ、それは日本人がもう分からなくなっているからしかたないですね。(でも、トム・クルーズの「オカワリ〜」というセリフは良かったですなあ。)

今、アメリカの大学教授マーク・ラビーナが書いた「ラストサムライ」という西郷の伝記を読みかじっているところですが、これはなかなか詳しいです。
司馬の「最後の将軍」の英訳版は、訳がちょっとひどい。(訳者はジュリエット・ウィンターズ。)
一橋時代の慶喜が、中川宮(朝彦親王)に「懼れながら、宮はこれなる島津三郎(久光)にお台所をお任せあると聞き及んでおりまする」という部分を、「オイ! オマエは島津からカネをもらってるんだろう!」みたいに書かれていて。

ずいぶんと古い話題で、すみませんでした。
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