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「『慰安婦問題』の問いかけているもの」

投稿者: trip_in_the_night 投稿日時: 2007/01/07 16:51 投稿番号: [36001 / 43168]
お薦めの書「『慰安婦問題』の問いかけているもの」
2007/01/06 10:55

  安倍政権は今後、自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の調査・研究と呼応しながら、官憲による慰安婦募集の強制性を認めた「河野官房長官談話」の見直し(修正、訂正、加筆など)を検討する方針です。

  その際に、ぜひ参考にしてほしいと思う本があるので、きょうはそれを紹介したいと思います。天児都さんという女医さんが5年半前に出版した「『慰安婦問題』の問いかけているもの」(石風社)がそれです。私は天児氏と面識はないのですが、祖父の知人という関係で以前からそのご主張は聞いていました(福岡県では発行されていない産経新聞を読みたがっていらっしゃったとか)。

  天児氏の父でやはり医師だった麻生徹男氏は、作家、千田夏光氏の著書「従軍慰安婦」の中で、慰安婦制度を考案した責任者のようにほのめかされた人物です。「従軍慰安婦」という言葉自体が千田氏の造語であることは、よく知られていますね。

  千田氏自身はこの点について、平成8年4月に手紙で天児氏に謝罪したそうですが、千田氏が謝罪した後も出版元の三一書房と講談社はその部分を改訂しなかったそうです。天児氏はこう書いています。

  《私は、慰安婦問題は千田夏光氏の誤りを何ら検証せず、そのまま事実として平成三、四年頃「慰安婦問題」に関連する著作を出版した人たちが誤りを再生産して日本中に広め、それが海外へ流出して日本叩きの材料とされた事件だと思っています。》

  また、天児氏によると、千田氏の著書「従軍慰安婦」には、正篇には63カ所、続篇には23カ所問題のある記述があるそうです。特に考察部分に裏付けのない記述や矛盾が多いとのことでした。天児氏は問題点について次のように記しています。

  《(1)従軍と慰安婦を結んで造語をしたこと−
  従軍看護婦など軍属の身分を表す用語と並べて「従軍慰安婦」という造語をしたため、従軍には強制の意味が含まれるので、これが容易に強制連行と結びつき、強制連行が性的奴隷を想像させ、現在の混乱のもととなっています。
  (2)根拠なしに強制連行と結びつけたこと−
  支度金1000円を払って連れて来たと記述しているのに、強制連行されたと書く矛盾があります。
  (3)娼婦連れで戦った唯一の軍隊として品位を落としたこと−
  植民地に軍隊を出したヨーロッパ各国やアメリカにも慰安婦はいました。麻生論文(巻末資料)の中にそれらの慰安所管理のデータが含まれています。
  (4)麻生軍医が朝鮮人慰安婦強制連行の責任者のようにほのめかして書いたこと−
  韓国から責任者の処罰などの要求が政府に届いた頃に私は多くの人たちから謝罪しろと言われ叩かれました。(後略)
  (5)麻生の論文は娼楼でない軍用娯楽所(音楽、活動写真、図書等)設立を希望しているのに、千田氏は娼婦は不可欠のものとして読み違えられたこと。》

−(続く)−
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