工芸家として
投稿者: asia_bambaataa 投稿日時: 2005/08/19 23:32 投稿番号: [28825 / 43168]
太郎冠者さん、kuuboakagi00さん初めまして。
伝統工芸に携わる者として私見を述べさせてください。
まず工芸家に作品を末代まで残そうといういう意識が芽生えたのは近年と感じます。
仏師にしても絵師にしても陶芸家にしても数代前までは職人であり、技術者であって、芸術家という位置づけは近年なされたものです。
結果として様々な芸術や技法が残りましたがそれはあくまで結果でしか無いと。
自分の持ち得る技を最高に昇華させた場合、それは決して人に伝え得るものでは有りません。
伝え得るものはせいぜい技法しか有りません。
背景的にはやはり「空」、「無常」、そして「無」などに代表される永遠を否定する仏教思想の影響は大きいと考えます。
で、私の場合も「自分一代の技」を追求しております。
これは師匠から受け継いだものでも無く、技法はあくまで土台でしかありません。
ですから名門「楽家」にしても一代一代特徴が違っております。
>伝わるもの、継承されるものは、形象なのですから、
私の場合は陶芸の世界に生きておりますが、過去の優れた作品からは作り手の哲学を感じ取る場合が有ります。
それは根底にある技法をよく理解している場合によく起きる現象ですが、その作り手が表現したかった「自我」がよく伝わってきます。
長文、失礼致しました。
これは メッセージ 28818 (kuuboakagi00 さん)への返信です.
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