戦陣訓の英訳
投稿者: kuuboakagi00 投稿日時: 2005/08/07 10:30 投稿番号: [28402 / 43168]
戦陣訓、葉隠れの英訳は初めて見ました。感謝です。
生きて虜囚の辱めを受けず(前段)
死して罪過の汚名を残すこと勿れ(後段)
この前提が、
「恥を知るものは強し。常に郷党家門の面目を思ひ、愈々奮闘してその期待に答ふべし」
これは、何度もいってきたことですが、前段を、「生きて捕虜になるくらいなら死んでしまえ」ととると、後段が全く意味をもたなくなります。
対句がある場合の前句、後句の関係は、同じものの繰り返しであるか(たとえば、悪戦苦闘のごとし)、全く正反対のことをいう場合かです。
全く正反対の意味を持つ二つの相容れない価値判断を軍人に対するinstructionで述べるはずがありません。
とすると、前段と後段は同じ意味となるはずです。そうすると、後段の「死して」以下が全く意味をもたなくなります。
英訳
"Do not live in shame as a prisoner." (前段)
"Die, and leave no ignominious crime behind you."(後段)
この英訳は二つの点で間違いをおかしています。
(1)文全体の意味をとりちがえていること。
(2)後段の訳は、原文の意味を間違ってとらえていること(英訳のように、死ね、そして汚名を残すな、という意味ではないですね。『死して』、は『死ね、そして』ではないですね)。
なぜ間違いをおかしたか((特に後句の誤訳)。多分、同義反復にすることで、前句後句との矛盾をさけるためでしょう(同訳では、前句、後句とも、実質的に、死ね、の意味になっています)。
前段、対句を矛盾無く解するとこうでしょう。
「真の勇者とは恥を知る者のことである。家族、郷里の名誉を常に忘れるな。奮闘努力して彼らの期待に答えよ」
「捕虜となった場合に非難されるようなことを行なってはいけない」
「戦死した場合、後になって非難されるようなことは行なってはいけない」
The soldier having a sense of shame will never yield to none. Never fail to keep in mind the honor of your family and brethren and live up to their expectations of you.
Abstain from the act that will disgrace you when you are taken captive.
Abstain from the act that will incriminate you after you die a death.
(ためし訳に過ぎません)。
まあ、直接の文責者今村均も、あれは一般の兵士には文章が難しかったかも知れないと言っていますからね(小学校しか出ていない兵士等にとっては漢字などの点も含め、わかりにくかっただろう、とみとめています。それを超えて誤解を招くほど分かりにくかったというのは事実ですね)。
機会があれば、イギリスの新聞等に投書して、誤解を正してください。
生きて虜囚の辱めを受けず(前段)
死して罪過の汚名を残すこと勿れ(後段)
この前提が、
「恥を知るものは強し。常に郷党家門の面目を思ひ、愈々奮闘してその期待に答ふべし」
これは、何度もいってきたことですが、前段を、「生きて捕虜になるくらいなら死んでしまえ」ととると、後段が全く意味をもたなくなります。
対句がある場合の前句、後句の関係は、同じものの繰り返しであるか(たとえば、悪戦苦闘のごとし)、全く正反対のことをいう場合かです。
全く正反対の意味を持つ二つの相容れない価値判断を軍人に対するinstructionで述べるはずがありません。
とすると、前段と後段は同じ意味となるはずです。そうすると、後段の「死して」以下が全く意味をもたなくなります。
英訳
"Do not live in shame as a prisoner." (前段)
"Die, and leave no ignominious crime behind you."(後段)
この英訳は二つの点で間違いをおかしています。
(1)文全体の意味をとりちがえていること。
(2)後段の訳は、原文の意味を間違ってとらえていること(英訳のように、死ね、そして汚名を残すな、という意味ではないですね。『死して』、は『死ね、そして』ではないですね)。
なぜ間違いをおかしたか((特に後句の誤訳)。多分、同義反復にすることで、前句後句との矛盾をさけるためでしょう(同訳では、前句、後句とも、実質的に、死ね、の意味になっています)。
前段、対句を矛盾無く解するとこうでしょう。
「真の勇者とは恥を知る者のことである。家族、郷里の名誉を常に忘れるな。奮闘努力して彼らの期待に答えよ」
「捕虜となった場合に非難されるようなことを行なってはいけない」
「戦死した場合、後になって非難されるようなことは行なってはいけない」
The soldier having a sense of shame will never yield to none. Never fail to keep in mind the honor of your family and brethren and live up to their expectations of you.
Abstain from the act that will disgrace you when you are taken captive.
Abstain from the act that will incriminate you after you die a death.
(ためし訳に過ぎません)。
まあ、直接の文責者今村均も、あれは一般の兵士には文章が難しかったかも知れないと言っていますからね(小学校しか出ていない兵士等にとっては漢字などの点も含め、わかりにくかっただろう、とみとめています。それを超えて誤解を招くほど分かりにくかったというのは事実ですね)。
機会があれば、イギリスの新聞等に投書して、誤解を正してください。
これは メッセージ 28395 (J_Fooker さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/bdwc0ada4na4bfa4aa4nffc4z5doc0bel_1/28402.html