re>英訳金閣寺
投稿者: kuuboakagi00 投稿日時: 2005/06/02 10:03 投稿番号: [26343 / 43168]
>the colors of the heavens.
このcolorsはtinctsではいけないものなんでしょうか?
tinct, tint, tinge, color
それぞれ代替可能で使われると思います。
>>緑を、緑のある土地、境内(compound)としているけど
>「潤いを帯びた緑が、それ自体だけでなくその周りも美しく見せている」
というイメージを表現したかったんじゃないですかね?
なるほど、私はその考えには至りませんでした。「緑」を強調すべきではと考えていました。
>イマイチ原文の持つ美しさが伝わってこない感じはしますね。
ただ、これは
「幽玄という日本独自の美意識を英語でどう表現するのか?」
という問題に近いものがあるから、翻訳者自身がそれを感じて表現できる詩人でなければ難しいのかも。
幽玄、わび、さびを直接的に英語でどういうのかということと、全体的な雰囲気をどう取り込むかの二つですね。
わび
煌びやかなものに対する反対概念
austere refinement
taste for simple life
elegant rusticity
taste for austere simplicity
さび
枯淡を愛でる心
quiet refinement
seasoned simplicity
refined simplicity
quiet antiquity
これに幽玄が加わるから複雑になる
幽玄
しんみりした奥深さ
quiet profundity
elegant profundity
仕事用にこういうノートは分野別につくっているんですが、この英語表現をそのまま使って読んだ人が原義を理解するEnglish-reading peopleがどれだけいるか。小説全体の雰囲気からそれらの語の意味を理解する(apprehend)人はいるとはおもいますが。
谷崎の文体も読書評や解説を読んでいるかぎり、かなり英訳はむつかしそうですね。
限定された翻訳というものから、原作の雰囲気を想像するというのも1つの読書法だとは思いますが、結構これがむつかしいと思います。
これは メッセージ 26339 (J_Fooker さん)への返信です.
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