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Re: 朝鮮の開国

投稿者: trip_in_the_night 投稿日時: 2007/02/12 02:15 投稿番号: [5026 / 7270]
>この事件を口実に日本は本格的に朝鮮を開港させる手順にとりかかります。

いやー、日本に悪い印象を植え付けようという表現ですね。(苦笑)
この事件を「きっかけに」、日朝交渉を好転させようと日本は考え、朝鮮政府も開国しようという意思とが合致しただけですね。

>1876年初め、大砲で重武装した7隻の艦隊が日章旗をかかげ、真っ黒な蒸気を吐き出してやってきました。

これは、朝鮮が江華島事件の謝罪文を出し、日朝修好条規が締結されたときの日本代表の艦隊です。
この艦隊には陸軍中将兼参議開拓長官の黒田清隆特命全権大臣が乗っていたので、威儀を正しただけですね。
黒田に対する太政大臣三條實美の訓示は、「ひたすらに和交を結ぶことただ一点であり、たとえ暴挙を受けても適当に防御して退くという」というものでした。
「砲艦外交」「武力で威嚇して開国を迫るもの」では、ありません。

それで朝鮮側の対応は、すこぶる友好的でした。
江華島に着くと、まず地方官が「白米5石   牛1頭   猪5匹   鶏20羽、醤(味噌類)1壷、酒3壷」を是非受け取って欲しいとやって来る。
固辞すると、軍艦の中を見せろと言うので、艦内を案内して、機関や兵器を見せて説明してあげると感嘆して帰って行った。
まあ、敵情視察かも知れませんが。(苦笑)
他にも、「ある岸壁では酒席を設けて応対をしようとしたり、軍艦に魚や鶏を運び込もうとする者もいた。」
という歓待ぶりである。

次に、本会談にも臨席する司訳院堂上・呉慶錫がやって来た。
呉は、「これは打ち明け話であるが、自分は数回清国にも行き、その事情をも目撃し、我が国も到底外交を開かないわけにいかず孤立し続けることは出来ない事を朝廷にしばしば言上し、日本と交際するべきであると言っても、政府は少しもこれを採用することなく、大日本国を対馬一州ぐらいに思っていたのである。しかし今度の大事に至って却って自分に委託したと言える。」
と本音と朝鮮政府の内情を暴露し、続けて、
「今日の情勢を見ると、貴国の大臣は彼の地に到着したら直ちに上陸して威厳を示されるに越したことはない。でないと、また停滞延滞して釜山の談判と同じになってしまうであろう。自分らも皆に啓蒙しているが、信じる者がいない。今回のことでひとたび蹉跌すれば、実に万民に塗炭の苦しみを惹起することになるのを恐れるが故に、ここまで内情を打ち明けるのである。」
と語り、日本側と打ち解けました。

つまり、朝鮮政府高官らの無知はヒドイもので、こうした真摯な外交官の働きかけで開国に至った訳で、日本が軍艦で威圧して朝鮮を開国させたのではありません。
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