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>>天皇陛下万歳

投稿者: yusura_sdhk 投稿日時: 2003/09/12 14:56 投稿番号: [305 / 7270]
>う、何がおきているのだ・・・同じ投稿がずらーとならんだ画面はちょっと引きましたよ(笑

あれは枕詞と申しましょうか,あのトピでのお約束と申しましょうか(笑)

>ユスラさんには釈迦に説法ですが、

とんでもないです.僕もここでは勉強させてもらってるし,面白い
本も色々と紹介して貰えて有り難く思っています.

>天皇陛下個人に対する忠誠競争はなかったと思っています。もちろん政治機関と
>して天皇というものを眺めるとなかなか難しくてここで簡単には論じることはで
>きませんが、現在の象徴天皇とこの当時の天皇がまるで別物という意識はありま
>せん。

全く同意します.この書込みを見て思い出したのですが,山本周五郎の
短編に「蕭々十三年   (しょうしょうじゅうさんねん)」という作品が有り
ます.岡崎城主・水野忠善への奉公の熱心さの余り遠ざけられた家臣,
天野半九郎が主人公なのですが,彼は,あんなに熱心に奉公したのに何故
遠ざけられたのか,どうしても理解できず,思い余って鷹狩中の藩主に
直訴します.このときの藩主の答えはこのようなものでした.

「家中全部が同じ心になり互いに協力して奉公すればこそ家も保つが,もし
おのおの我執にとらわれ、自分いちにん主人の気に入ろうとつとめるように
なれば、やがては寵(ちょう)の争奪となり、五万石の家は闇(やみ)となって
しまう」

これを聞いて半九郎は自分の間違いを悟り,身を隠します.

それから13年後,城が大火に見舞われます.火の手は焔硝蔵にまで達し,
蔵の中の火薬に引火するのは時間の問題と思われました.悪いことに蔵の
高窓が開いていたのですが,既に火の手が迫っているため危険で締めること
もできません.

その時,一人の男が焔硝蔵の高窓に飛びつき,窓を閉めたかと思うと,窓の
合わせ目にぴったりと張り付き,わが身を呈して熱の侵入を防ぎました.
お陰で焔硝蔵への引火は避けられ,藩は救われます.男は窓にしがみついた
まま絶命します.

鎮火後,この話を聞いた城主・水野忠善は,身を挺して焔硝蔵を守った
のは誰なのか,と尋ねますが,城下に行方不明者は一人もおらず,城外の
人間としか考えられない,との答えです.これを聞いて彼は,「ああ,半九郎,
お前なのだな」と確信します.

これは戦時中に書かれた作品です.この作品を読んで,自分が「奉公」の
意味を全く理解していなかったことを思い知りました.奉公の対象は社会
なんですよね.
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