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三・一運動論 20(その2)

投稿者: usagigamemaimai 投稿日時: 2004/06/20 00:14 投稿番号: [1346 / 7270]
  三・一運動論   20の2
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て居る者もありますが、これはどうも武官系統の者が言い触らしたらしい。朝鮮の武官系統の人はこれを認めない。内務部長官をして居る宇佐美君〔勝男、のち貴族院議員、満州国国務顧問〕が宣教師のおもなる者を集めて、それは貴下方の中に、二人か三人悪い者があるようだけれども、大体に於て吾々は諸君の誠意を疑うものでない。だんだん朝鮮政府で、諸君を取締るとか何んとか、いろいろな事をするという風評があるけれども、断じてそういう事はしないから、安心しろと懇ろに述べた。しかるに翌日警察の方ではドンドン外人の家宅捜索をやったので彼らはびっくりした。そこで宣教師の方では、朝鮮政府は吾々を欺いた、あんな事を言って吾々に安心させて置いて、そうして家宅捜索をしたと言って、非常に憤慨したのであります。
  朝鮮の政治はダブル・ガヴァーメント(二重政治)になって居るということを言いますが、私共から見れば、文官は飾物であるからして、ダブルではないけれども実はダブルだ。そういう風で文官が何かやっても、武官が直ぐ片端からドンドン打ち壊すのでありますからして、命令が時々二途に出る。こういう事は実は朝鮮ばかりではない。支那にもあります。西比利亜にもあります。
  支那の事は、実はこの前にも一寸、唐紹儀〔四〇頁参照〕の事に関連して申上げたことがありますが、これも疑のない事実だから申上げても宜い。唐紹儀が日本に来て、原〔敬〕総理大臣や内田〔康哉〕外務大臣と会った時には、支那の国防軍__参戦軍は、欧州戦争に参加するために造った軍隊とは申せ、つまりは段麒瑞〔袁世凱なきあとの北洋軍閥の総帥〕の勢力を張るための軍隊である。彼に金を貸すことがいけないという事が、問題になりましたから〔寺内内閣はいわゆる西原借款の一部として参戦借款を供与した〕、彼には金を貸さないことにする。これから援助を与えないことにするから、南北妥協会議の
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  西比利亜(シベリア)
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