三・一運動論 20(その1)
投稿者: usagigamemaimai 投稿日時: 2004/06/20 00:10 投稿番号: [1345 / 7270]
三・一運動論
20の1
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総督を軍人にして置くというのは、朝鮮の統治そのものは、いったい文官の地位を認めて居ない。朝鮮には度支部〔日本でいえば大蔵省〕長官だとか或は逓信局長官だとか、或は内務部長官だとかいういろいろの官職がある。皆錚々たる文官をこれに配して統治して居りますけれども、これらの人等の意見が、朝鮮統治の上に実際どれほどの効力が有るか。私は飾物に過ぎないと思う。朝鮮の統治の上に於て、日本の勢力が十分働くとするならば__これらの文官の上には、山県政務総監が居りますが、__山県政務総監などの意見は、その中の一つか二つしか働かない。彼は飾物であります。朝鮮の統治は、殆ど凡て憲兵〔司令官〕たる警務総長を通じて軍人系統がやって居るのであります。そういう政治を維持するなためには、総督が軍人でなければいけない。もしも文官が総督のなると、その制度が忽ち崩れる。そこで問題は、文官を飾物にして置いて、軍人でズット政治するのが、善いか悪いかという事になる。
私は朝鮮の文官の人達ともチョイチョイ話をして見ましたが、これらの人の意見も聞いて見ると存外、固陋だと思う事があります。いわば軍人かぶれがして居ると思う。けれどもまだ文官なら話がしよい。教育に就て、こんな事をやってはいけないとか何とか議論をすれば、とにかく話が解る。ところが軍人になると、思想上から言って吾々から見ると宛として治外法権の区域だから、吾々が何と言っても通らぬ。そこで文官の方は、例えば■論に聞いてこんな風に改革をしようと思っても、武官がズット勢力を張って居る結果、全然改革が出来ませぬ。それだからいろいろの面白い現象が起る。文官は私共の眼から見れば付属物で、私共は朝鮮の文官になれと言われても、馬鹿馬鹿しくてなれませぬが、それでもこれらの人々が自分の地位に法律上与えられた権限にに基いて何か■策する所がありますと、それをすぐ軍人が後から来て打ち壊わす。例えば今度の朝鮮の騒動には、外国人の宣教師が煽動したとか何とか言っ
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固陋(コロウ):頑固、片意地
■ 論:興論?
■ 策:劃(カク)策?
これは メッセージ 1343 (yusura_sdhk さん)への返信です.
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