満韓を視察して 095
投稿者: usagigamemaimai 投稿日時: 2004/06/15 02:29 投稿番号: [1300 / 7270]
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ようでは、真の人道的事業の発達は望まれない。此と彼の全然没交渉であることを望む意味では無いけれども、少くとも官憲が、謙りて精神的事業の経営者に教を乞うという態度に出ずるようにならなければ、真の成功を見る事は断じて出来ないと思う。
四
満州に於ける日本の経営については、従来随分植民学者等より論議されて居る。永井柳太郎君[早大教授、のち憲政会、民政党の有力代議士。関東大震災の朝鮮人大虐殺事件を議会でとり上げた]の本誌一月号に於て、三頭政治を批難せられたる議論の如きは、近来最も傾聴に値するものの一つであろう。関東都督府と南満鉄道会社と外務省の監督の下にある領事と、各独立の管轄区域を持って居る事は、その間に居かに調和の途を講じて居るとは言え、いくたの不便と煩雑との種となって居る事は、争うべからざる事実である。しかし大体に於いてこれを大観するならば、満州の経営は着々成功の緒について居る事は、旅行者の直ちに看取し得る所である。而してその功の一半は確かにこれを満鉄の広大なる組織と、その組織の巧妙なる運用とに帰せざるを得ないと思う。ただ満州の経営に於て更に十分の成功を収めんとするには、なお日本の官民両社会に向って多少の反省を求むる余地はあると思う。
満州に於て直接に日本の勢力の及ぶ範囲は、関東州と満鉄の付属地とである。この地域内に於ては、絶対に日本の主権が活動するのである。而して支那自身の領内で財産の保護の十分行届かざることを見た商人、殊に外国貿易に関係ある支那の豪商の中には、却て日本の管轄内に居ること自己の財産に安全
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これは メッセージ 1299 (usagigamemaimai さん)への返信です.
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