古代の言葉2
投稿者: I_LoveBakaChon 投稿日時: 2001/07/17 17:14 投稿番号: [8469 / 35788]
私は、古代の日本が形成されるにあたって、古代朝鮮からの渡来人が果たした役割は極めて大きなものだったと考えている。「〜は中国から朝鮮半島を通って伝わった」という決まり文句はごまかしであり、日本が中国文化を身につけたのは、せっせと朝鮮文化を輸入した結果だと思っている。何度もの失敗ののちにようやく日本に渡来した鑑真の例を見れば分かるように、中国から日本に来るのは大変なことであり、渡来人の大半が朝鮮半島の人々だったことは言うまでもない。しかし、言語に関しては別である。古代における朝鮮の役割が大きいことを広く日本人に知ってもらいたいからこそ、万葉集は朝鮮語だなどというような、すぐ揚げ足をとられるような俗説はやめてほしいのである。
百済が滅亡したとき、亡命者の多くが日本に渡ってきたとたんに高官に任じられたという例は多いが、これは当時の宮廷で朝鮮語が話されていたことの証拠にはならない。現代でも、日産のゴーン氏のように、会社の再建のために外国人の社長が招かれるという例はある。Jリーグの監督など、外国人は珍しくない。宮廷の中に古代朝鮮語を話し、通訳のできる人はたくさんいたであろうが、当時から日本語は日本語、朝鮮語は朝鮮語だったと考えないと、わずか1200年後の今日両言語の基礎語彙がこれほど違うということは起こり得ない。
日朝両語の同系説を唱える日本人には、むしろ朝鮮語をよく知らない人が多い。かつて同系説を唱えていた大野晋氏は朝鮮語の勉強が進むにつれ、南インドのタミール語との同系説に転向した。戦前、朝鮮語を深く研究した日本人学者に小倉進平、河野六郎という人がいたが、いずれも同系説には手を出さなかった。その点は日本語をよく知っている韓国の学者も同じである。さきの三著が猛威をふるっていたころ、週刊朝日の取材を受けた韓国言語学会の重鎮李基文(イ・ギムン)氏は日本語で即座につぎのように答えたという。「また、そんな本が出たんですか? 日本はお金持ちですからね。万葉集は日本語に決まってますよ。ワッハッハ」。李氏が「また」といったのは、言語学の方法に暗い安田徳太郎という医学博士がブータンのレプチャ語との同系説を唱え、ベストセラーになった過去を知っているからである。この安田氏の著書ではレプチャ人の写真を載せ、日本人そっくりという印象を強めていたが、なにもレプチャ人に限らず、同じモンゴロイドなのだから似ているのは当たり前である。たとえば、ドイツ人がフランス人の写真を見て、「ドイツ人そっくり!」などといって驚くだろうか? 日本人はいつからこんな貧弱な世界像を持つようになったのかと思うと情けなくなってくる。
百済が滅亡したとき、亡命者の多くが日本に渡ってきたとたんに高官に任じられたという例は多いが、これは当時の宮廷で朝鮮語が話されていたことの証拠にはならない。現代でも、日産のゴーン氏のように、会社の再建のために外国人の社長が招かれるという例はある。Jリーグの監督など、外国人は珍しくない。宮廷の中に古代朝鮮語を話し、通訳のできる人はたくさんいたであろうが、当時から日本語は日本語、朝鮮語は朝鮮語だったと考えないと、わずか1200年後の今日両言語の基礎語彙がこれほど違うということは起こり得ない。
日朝両語の同系説を唱える日本人には、むしろ朝鮮語をよく知らない人が多い。かつて同系説を唱えていた大野晋氏は朝鮮語の勉強が進むにつれ、南インドのタミール語との同系説に転向した。戦前、朝鮮語を深く研究した日本人学者に小倉進平、河野六郎という人がいたが、いずれも同系説には手を出さなかった。その点は日本語をよく知っている韓国の学者も同じである。さきの三著が猛威をふるっていたころ、週刊朝日の取材を受けた韓国言語学会の重鎮李基文(イ・ギムン)氏は日本語で即座につぎのように答えたという。「また、そんな本が出たんですか? 日本はお金持ちですからね。万葉集は日本語に決まってますよ。ワッハッハ」。李氏が「また」といったのは、言語学の方法に暗い安田徳太郎という医学博士がブータンのレプチャ語との同系説を唱え、ベストセラーになった過去を知っているからである。この安田氏の著書ではレプチャ人の写真を載せ、日本人そっくりという印象を強めていたが、なにもレプチャ人に限らず、同じモンゴロイドなのだから似ているのは当たり前である。たとえば、ドイツ人がフランス人の写真を見て、「ドイツ人そっくり!」などといって驚くだろうか? 日本人はいつからこんな貧弱な世界像を持つようになったのかと思うと情けなくなってくる。
これは メッセージ 8468 (I_LoveBakaChon さん)への返信です.