■日本の再構成■パトリック・スミス著、
投稿者: japanese_chosun 投稿日時: 2008/08/10 22:05 投稿番号: [35487 / 35788]
(日本表題:日本人だけが知らない日本のカラクリ、英語表題:Japan, a Reinterpretation)
日本が西方世界に門戸を開いてから数十年が経った頃、ヨーロッパでは日本風を表す「ジャポニズム
(Japonism)」という流行が文化全般に広がった。ドガ、マネ、ピサロ、ゴッホなど画家たちは日本に
惹かれて日本の幻想的なイメージを作品に反映した。
近代化のために東洋で一番先に門戸を開放した国、日本。そのお陰で経済の発展に成功し世界経済を
牛耳るほど強い国家に発展した。しかし、韓国・中国など周辺国には疼いて辛い痛恨を抱くようにさ
せた国でもある。
ニューヨーカー、インタ−ナショナル・ヘラルド・トリビューンなどのアジア特派員20年の経歴を持
った著者がアジアの中における日本の存在を綿密に分析した。1937年、南京虐殺が起きた地域を訪問
した時、中国の歴史に積もった露骨な反日感情に非常に驚いたという彼は「南京虐殺事件が起きてか
ら70年もたった今も、一体どうして日本は隣国にこのように疼き続ける辛い恨みの感情を抱かせるの
だろう?という疑問だった」と序詞で明らかにした。彼がこの本を書くことにした理由だ。
オリエンタリズムという幻想で日本を眺める西洋人の固定観念を脱し、日本とアジアで長い間居住し
ながら日本の内面を深く観察したという側面が、他の本と一線を画している。自主性を願う個人的な
希望よりは集団の利益が優先する国、結婚しなかったという理由で独身女性たちを集団的に弾き出し、
さびしさに耐えなければならない国、戦犯がまだ横行しながら議会民主主義を実現するという国…
彼が描き出した日本の姿だ。
日本が自ら自分を隠したまま作られた姿で存在したがる限り、日本には未来がないと著者は強調する。
作られた過去、意図的に忘れたがる歴史の中で個人のアイデンティティと主体性を定立するのは不可
能だからだ。
ドラマ・音楽・小説・マンガなど日本の文化に沸き返えりながら、一方では「チョッパリ」とためら
わずに悪口をいう私たちに、この本は「果して日本についてどれほどまともに分かっているのか」と
考えさせられる。
韓国日報
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