イブは常に一人
投稿者: NATROM 投稿日時: 2004/10/02 10:30 投稿番号: [25831 / 35788]
>“「イヴ」が必ず1人”なのは何故なのでしょうか?
単に定義上の問題です。ミトコンドリア・イブとは「全人類の母系由来の最も新しい共通祖先」を指しています。この定義に従うと、イブに該当するのは一人だけです。人類の母系をずうううっとさかのぼっていって、たとえば3人に絞れたとして、「じゃあ3人のイブがいたんだね」ということにはなりません。「3人とも人類の共通祖先とは言えないやん。もっとさかのぼれよ」ということになります。
例の1000人の島の話でいえば、中島さんと中村さんの姓が残っていたとしたら、「じゃあ中島のり子さんと中村かおりさんの二人がイブだね」ということにはなりません。その場合、中島のり子さんは「すべての島民の母系由来の共通祖先」とはいえません。現在の中村姓の島民の母系をずっとたどっていっても、中島のり子さんにはたどりつかないからです。
この辺はややこしいので、「イブは特別な人間ではなかった」ということだけおさえておけば、大きな問題はなかろうと思います。イブの時代にタイムマシンで行って、イブを含む人類集団を見たところで、いったい誰がイブだかわかりません。イブが同時代の他の女性と比較して特に多産だったということもありません。少なくとも二人の娘を産んだ程度には健康であったでしょうが。
#厳密にはmsg25827の島のたとえも不正確なのだ。島民すべてが中島姓になったとしても、中島のり子さんがイブとは限らない。「全島民の母系由来の共通祖先」ではあっても、「最も新しい」という条件を必ず満たすとはいえない。中島のり子さんが娘を一人しか産まなかったら、その娘がイブだということもありうる。
これは メッセージ 25829 (hail_mary_11 さん)への返信です.
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