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ミトコンドリアイブについて

投稿者: NATROM 投稿日時: 2004/10/01 22:33 投稿番号: [25827 / 35788]
横レス失礼します。

>>人類はアフリカの「イブ」と言う女性(メス?)が共通の先祖で、その子が世界に散らばったそうな。
>同時代の同グループのほかの女性の子孫はどうなったんだろう?   他の女性の子孫は滅亡したが、この女性の子孫のみ生き残った、ということは非常にかんがえにくいんだが。

同時代の同グループのほかの女性の子孫も生き残りました。他の女性は息子しか産まなかったか、あるいは娘を産んでもその娘が息子しか生まなかったか、あるいは娘の娘が息子しか産まなかったか・・・・です。ミトコンドリア・イブは「最初のゴットマザー」「最初のホモ・サピエンス」ではありません。同時代の他の女性やイブの母親と比較して、特に顕著な違いがあったわけではありません。

イブとは要するに「母系由来の共通祖先」です。論理的に考えれば、どの時代のどこにイブがいたのかという点は議論になりえても、イブがいたのかどうかについては議論にはなりません。いたに決まっているからです。出アフリカ説の強力な反対者であっても、「イブはいなかった」と主張はできず、「イブはもっとさかのぼる」としか主張できません。(今西進化論の支持者であってもイブの存在には反対できないだろう)

たぶん上記の説明だけではよくわからないかもしれません。以下のような仮想的な実験を想定すれば少しは理解の助けになるでしょうか。

ある島に1000人の男女(500人ずつ)が移り住んできました。1000人とも姓がそれぞれ違います。彼らは相手を見つけて結婚し、子どもはだいたい2人くらいできます。島の人口はだいたい1000人のまま維持されます。子どもはお母さんの姓を受け継ぎます(ミトコンドリアが母系遺伝であることに相当)。田中一郎さんと鈴木花子さんの子どもはみな、鈴木何某になるわけです。最初の一世代で、姓の種類は半分(500)になりますね。次の世代で、私の概算が正しいなら、姓は375種類になります。

世代交代をずっと繰り返していけば、姓の種類はどんどん減っていきます。減り方は次第にゆるやかになりますが、減ることがあっても増えることはありません。十分に長い時間が経てば、姓の種類は1種類になります。(納得できない人は、島の人口が1000人ではなく10人だったして考えてみよう。)これは遺伝的浮動という考え方です。姓の種類が1種類になった時点で、最後に残った姓がたとえば中島だったすれば、この島のイブ(母系由来の共通祖先)は、最初の世代の中島のり子さんということになります。中島のり子さん以外の女性も子孫は残しましたし、中島のり子さんが特別なゴッドマザーだったわけでもありません。


>>恐竜の卵から鳥が生まれたと考えればすぐ解決しますよ(汗)。
>この進化の過程もまだ確定的じゃないね。

鳥は恐竜です。鳥が恐竜であることは(一般的な意味おいて)確定的です。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~hilihili/keitou/qa/naze-tori-ha.html
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