なぜ日本人は、嫌われるのか?

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>>バリ島

投稿者: shinkuuboakagi555 投稿日時: 2001/12/18 20:53 投稿番号: [14142 / 35788]
>私はインドネシアも相当無理をして維持されている人造国家であると認識しています。インドネシアは「インドネシア人」を作りあげるための政策を特に行っていないのでしょうか?それとも多民族であるためにあきらめているのでしょうか?

インドネシアという名前からして人造国家的ですね。IndonesiaはIndiaとnesos(島々)というギリシャ語の合成語で、オランダの支配していた蘭領東インドにこの語を当てはめたものです。

この人工語に対し、民族的な語でインドネシアというばあいは、ヌサンタラ(Nusantara)というのがよく使われます。言うなれば、日本語の大和、秋津島、大八島に相当します。が、正式には、また国際的にはIndonesiaですね。

1920年代の終わり頃、スカルノたちが将来の独立を見据えて、「青年の誓い」というのを発表しましたが、その中に「ひとつの国家インドネシア、ひとつの国語インドネシア語」というのがあります。

人工的ではあるが、ある程度自然的でもある領域の独立を目指したものです。

ただし、インドネシア全体に共通しているのは、彼らが人種的には(華僑などを除いて)マレー系だということです。このマレー系の中でのエスニックグループが250とも300ともいわれているのです。ですから、国家としての統一とはこのエスニックグループの統一のことです。

これをまとめるのが、建国五原則といわれるパンチャシラ(Pancasila)です。(五原則ということばのサンスクリット語)(1)最高神への信仰、(2)人道主義、(3)民族主義、(4)民主主義、(5)社会主義です。これはスカルの、スハルトと通じて堅持されていました。指導者にとっての正当性の根拠です、これを維持するというのが。

もうひとつ統一を守るスローガンが「多様性の中の統一((ビンネカ・トゥンガル・イカ)。これはスカルノがよく言っていました。

パンチャシラ教育というのは学校の教科の中にも入っており、多分入試の科目ともなっていると思いました。この意味では、統一教育はかなりやっています。

もうひとつ、一番大事なのが統一の接着剤として一番大事なインドネシア語です。マレー語に起源を持つこの言葉はオランダは奨励しなかったのですが、日本軍が奨励し、かなり広まりました。戦後のラジオ、テレビの普及でほぼ全国的に普及しました。   インドネシア人とはある意味「インドネシア語を話す人々」ともいえます。このインドネシア語がインドネシアの統一を果たす上で一番の役割をになっていると思います。マレー語をインドネシア語にする際、最大エスニックグループのジャワ人の譲歩があったことが大きかったと思います。最大グループのジャワ人が譲歩したのだから、われわれもこれを国語と認めようという動きが他のエスニックグループにもあったとおもえます。

独立した東ティモールでいま困っているのが国語問題です。インドネシア語を国語にしたら何のための独立かわからなくなるし、東ティモール自体に現地語がいくつかあるし。で、旧宗主国のポルトガル語を、などという意見も。若い連中はインドネシア語以外しゃべれなくなっています、そこでは。

インドネシアで外人がインドネシア語をしゃべると、自分のエスニックグループに関係なく、インドネシア人は、あんた、インドネシア語ができるんだね、といってうれしそうな顔をします。

今生じている騒動は(マルク諸島やカリマンタンやアチェ)主に宗教的な問題が原因です。それにエスニックグループの問題がかぶさっている、というところです。
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