日本は一つの中国を「承認」していません
投稿者: t_mass68 投稿日時: 2001/08/17 23:48 投稿番号: [11098 / 35788]
>三
中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の
>不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、こ
>の中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、ポツダム
>宣言第八項に基づく立場を堅持する。
日本政府は、「中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し」ているだけであり、「承認」しているわけではないことに注意してください。
この第三項は、実は中共の圧力に必死に抵抗する日本の姿を如実にあらわしています。というのは、ポツダム宣言第八項というのは、
http://www.urban.ne.jp/home/nob/postsdam.html「八 「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルベク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ」
とあるように、「中華民國」に台灣を返還すると記されたカイロ宣言の条項を履行せよと記されているのですが、これらの宣言のときに存在していなかった中華人民共和国は、日本に対し、日中共同声明で台灣が中華人民共和国に属することを認めさせるために、上記のカイロ宣言の条文を無視させようとしていたからです。つまり、中共のやっていることは、日本に、カイロ宣言、そしてポツダム宣言まで反故にせよと迫っていたようなものだったのです。
さらに余談になりますが、このカイロ宣言にしたところで、実は1993年〜97年の台灣主権基金会の調査により、この宣言には・米・英の三ヶ国の署名はされておらず、実際は「概括的声明としての会議公報」程度にすぎないものであることが分かっています(黄文雄「「NO」といえる台湾」より)。
つまり、ポツダム宣言にしろ、日中共同声明にしろ、ありもしない「カイロ宣言」を根拠にしている点で、まったく不完全なシロモノであるというわけです。
まあどちらにしろ、台灣は、国際法上では、サンフランシスコ条約にて日本が台灣を「放棄」したままの状態になっているわけです。ましてや、台灣が中国の一部だなんてとんでもない話というわけです。
これは メッセージ 11088 (pursue_truth さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/a4ja4bcffckdcbfma4oa1a27ya4oa4la4ka4na4aba1a9_1/11098.html