ロケット開発話その2。プロX風(笑)
投稿者: aperiendi 投稿日時: 2001/10/06 23:54 投稿番号: [23345 / 203793]
その矢先だった。
続けて打ち上げに失敗した。
技術者に奢りがあった。
5号機で自慢のLE-5Aが燃料漏れを起こした。
8号機でターボポンプの圧力異常を知りながら過去問題にならなかったとして放置した。
本命のLE-5B、LE-7Aの開発者は「失敗した事で問題点出尽くした」として溶接部分を減ら
すなどトラブルの原因を極力減らし対処した。
トップが入れ替わった。
山之内は技術者にいった。
「対処法ではまた同じ事を繰り返すだけ、一からやり直せ」
それでは打ち上げに間に合わないと技術者達はこの鉄道出身のトップに耳を貸さなかった。
技術者達の奢りと共にLE-7Aは砕け散った。
山之内は打ち上げスケジュールの大幅延期を決めた。
設計を一から見直した。
次々と新しい提案が出るが山之内は首を縦に振らなかった。
鉄道並の信頼性を確保したかったからだ。
100%の自信をもてるものを作れと命令した。
技術者と山之内の戦いだった。
新設計のLE-7Aが完成した。
インデューサに不具合が見つかった。
金属疲労による微細なしわが出来た。
高出力による代償だった。
山之内は徹底的な原因究明と設計の見直しを命じた。
スケジュールがまた延期された。
新設計インデューサが出来上がった。
燃焼試験は成功した。
13年8月29日H-IIAが宇宙に向かって飛び立った。
宇宙開発技術はロケット技術だけでは得られない。
鐵鋼、造船、自動車、鉄道、バルブ、建設、半導体、ソフトウェア等々もてる技術を全て注ぎ込まなければならない。
失敗の原因を突き止められる分析力、実行力も必要だ。
当然巨額な費用も掛かる。
国産ロケット開発にあたり企業の枠を超えた技術協力が有ったのは言うまでもない。
韓国の技術力はけして見劣りするものではないが、日本を賤しめる程立派なものではない。
現在日本無くして宇宙開発は出来ない状況にあることを認識して欲しい。
N-IIのようなやり方をまず目指すべきである。
余談1。
8号機のエンジンは水深2917mから引き上げられた。
このような技術も自力で持たないと本格的な宇宙開発技術はえられません。
余談2。
500系新幹線ではYS-11で培った技術が生かされています。
技術の蓄積とはこういうことを言う。
これは メッセージ 23257 (BlackDevilLoveMe さん)への返信です.
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