トルコの歴史教科書
投稿者: emilbasha 投稿日時: 2004/01/29 08:20 投稿番号: [153217 / 203793]
横レスですが失礼します。
実は私のつれあいは、トルコ人です。
先日、一緒に「プロジェクトX」をみましたところ、
つれあいもエルトゥールル号について触れていない番組構成に不満たらたらでした。
そこでトルコの歴史教科書について聞いてみました。
正直つれあい自身、エルトゥールル号のことが教科書にのっていたかどうか、
記憶にないそうです。
エルトゥールル号に関して、詳しく知ったのは2年程前友人から聞いてのことでした。
その時点で「エルトゥールル号」という名前だけは聞いたことがあったらしいですが、
初めて聞いたのがどういうシチュエーションだったかは、
全く覚えていないそうです。
で、その友人はどこから知ったのかと言うと、
大学でトルコと日本の関係史を調べた時に知ったそうです。
教科書にのっているか、のっていないか、
記憶にないのは仕方ないかも知れません。
何故ならトルコの歴史は、ヒッタイトやフェニキアなどの古代史、
トルコにあった代々の国家(しかも大国ばかり)、中央アジアからの移動、
イスラムの成り立ちから、トルコのイスラム国家への移行、
オスマン‐トルコから独立戦争を経ての近代化、数々の戦記などなど・・。
日本は二千年ほどの(それより前もありますが、単純ですよね)日本史と、
その他の国の歴史(世界史)でわけられますが、
トルコの場合、上記のことが全て自分達の歴史になってくるわけです。
それらを考えると、特に歴史上トルコの脅威ではなかった日本とのほのぼの話は、
ハッキリ言ってやる間がないんではないかと思うわけです。(この辺は私の想像です)
ですからlast_yotamonさんに対して送ってきた、
NHKの解答はあながち「ウソ」ではないかも知れません。
しかし普通に考えれば、一国の首相が日本政府からの正式な要請ならばいざ知らず、
友達に頼まれた、または在イラクトルコ大使に要請されたくらいで、
危険をおかして当時たいした交流もなかった日本の為に、
特別機を出す決断をするとは思えないのです。
しかも日本とトルコの国交は、当時のオザル首相の頃に再開されたと言ってもいいくらいの薄い関係です。
やはりそこに、親日の秘密が隠されていると思います。
トルコでは田舎に至るまで「日本人はいい人」という考えが、しみついています。
これは、本当のことです。
「なんでかわからないけど日本人と聞くと親しみが湧いて、いい人だと思ってしまう」んだそうです。
このことからもわかるように、
トルコの人々が「エルトゥールル号のことがあったから日本人が好き」とは
認識していないことがわかります。
そうしたらなんでトルコ人は日本人があんなに好きなの?という疑問がわきますが、
それはやっぱりエルトゥールル号のことがベースにあると思います。
そして1900年頃のトルコの詩人メフメット・アーキフの存在も無視できません。
(つれあいはこれが重要、と申しております)
彼はトルコ国歌の詩を書いた人物で、トルコ人の心の礎ともなっている人ですが、
その人が日本と日本人を讃える詩を発表しています。
彼は日本を訪れた人から日本の話を聞いて、たいそう感銘を受けたそうです。
「日本人はイスラム教徒の理想の存在だ」と(日本ではイスラムのイメージ悪いですけど、
トルコの真面目なイスラム教徒は「真面目にウソつかず清潔に」ってカンジです)。
そういった日本人に関するいい噂が、人々に伝わっていき現在に至っているのです。
残念ながら「プロジェクトX」では、首相の個人的な采配として描かれてしまいました。
しかしトルコ人を危険にさらしてまで日本人を助けに行った、
という決断がトルコ国民に受け入れられた背景も描かなければならなかったと思います。
そこが描ききれなかった為に、間延びした印象になってしまったような気がします。
トルコ人が感じる日本人への親近感について少しでも理解していただければという思いが強く、
長々と書いてしまいました。申し訳ありません。
まだまだ書きたいことがありますが、カテズレになってしまうかと思い、
ちょっと中途半端になってしまいました。文章力の無さも同時にお詫びいたします。
実は私のつれあいは、トルコ人です。
先日、一緒に「プロジェクトX」をみましたところ、
つれあいもエルトゥールル号について触れていない番組構成に不満たらたらでした。
そこでトルコの歴史教科書について聞いてみました。
正直つれあい自身、エルトゥールル号のことが教科書にのっていたかどうか、
記憶にないそうです。
エルトゥールル号に関して、詳しく知ったのは2年程前友人から聞いてのことでした。
その時点で「エルトゥールル号」という名前だけは聞いたことがあったらしいですが、
初めて聞いたのがどういうシチュエーションだったかは、
全く覚えていないそうです。
で、その友人はどこから知ったのかと言うと、
大学でトルコと日本の関係史を調べた時に知ったそうです。
教科書にのっているか、のっていないか、
記憶にないのは仕方ないかも知れません。
何故ならトルコの歴史は、ヒッタイトやフェニキアなどの古代史、
トルコにあった代々の国家(しかも大国ばかり)、中央アジアからの移動、
イスラムの成り立ちから、トルコのイスラム国家への移行、
オスマン‐トルコから独立戦争を経ての近代化、数々の戦記などなど・・。
日本は二千年ほどの(それより前もありますが、単純ですよね)日本史と、
その他の国の歴史(世界史)でわけられますが、
トルコの場合、上記のことが全て自分達の歴史になってくるわけです。
それらを考えると、特に歴史上トルコの脅威ではなかった日本とのほのぼの話は、
ハッキリ言ってやる間がないんではないかと思うわけです。(この辺は私の想像です)
ですからlast_yotamonさんに対して送ってきた、
NHKの解答はあながち「ウソ」ではないかも知れません。
しかし普通に考えれば、一国の首相が日本政府からの正式な要請ならばいざ知らず、
友達に頼まれた、または在イラクトルコ大使に要請されたくらいで、
危険をおかして当時たいした交流もなかった日本の為に、
特別機を出す決断をするとは思えないのです。
しかも日本とトルコの国交は、当時のオザル首相の頃に再開されたと言ってもいいくらいの薄い関係です。
やはりそこに、親日の秘密が隠されていると思います。
トルコでは田舎に至るまで「日本人はいい人」という考えが、しみついています。
これは、本当のことです。
「なんでかわからないけど日本人と聞くと親しみが湧いて、いい人だと思ってしまう」んだそうです。
このことからもわかるように、
トルコの人々が「エルトゥールル号のことがあったから日本人が好き」とは
認識していないことがわかります。
そうしたらなんでトルコ人は日本人があんなに好きなの?という疑問がわきますが、
それはやっぱりエルトゥールル号のことがベースにあると思います。
そして1900年頃のトルコの詩人メフメット・アーキフの存在も無視できません。
(つれあいはこれが重要、と申しております)
彼はトルコ国歌の詩を書いた人物で、トルコ人の心の礎ともなっている人ですが、
その人が日本と日本人を讃える詩を発表しています。
彼は日本を訪れた人から日本の話を聞いて、たいそう感銘を受けたそうです。
「日本人はイスラム教徒の理想の存在だ」と(日本ではイスラムのイメージ悪いですけど、
トルコの真面目なイスラム教徒は「真面目にウソつかず清潔に」ってカンジです)。
そういった日本人に関するいい噂が、人々に伝わっていき現在に至っているのです。
残念ながら「プロジェクトX」では、首相の個人的な采配として描かれてしまいました。
しかしトルコ人を危険にさらしてまで日本人を助けに行った、
という決断がトルコ国民に受け入れられた背景も描かなければならなかったと思います。
そこが描ききれなかった為に、間延びした印象になってしまったような気がします。
トルコ人が感じる日本人への親近感について少しでも理解していただければという思いが強く、
長々と書いてしまいました。申し訳ありません。
まだまだ書きたいことがありますが、カテズレになってしまうかと思い、
ちょっと中途半端になってしまいました。文章力の無さも同時にお詫びいたします。
これは メッセージ 153202 (last_yotamon さん)への返信です.