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有益図書(続)

投稿者: sennin_4012 投稿日時: 2002/05/22 19:07 投稿番号: [972 / 3669]
呉善花著:韓国併合への道(文春新書:\690.-)

  日朝修好条約が結ばれた一八七六年(明治九)前後から一九一〇年(明治四三)の日本による韓国併合に至るまでの約三五年にわたる日韓関係の歴史については、これまでに専門書から一般書まで、日本でも韓国でもたくさんの書物が出されている。それにもかかわらず、歴史家でもない私がその間の歴史について書いて見たいと思ったのは、自分なりにどうしても究明したい問題があったからである。
  それは、日本に併合されるに至った「韓国側の問題点」の徹底的な究明である。
  韓国併合へと至る道は朝鮮近代の敗北の歴史を意味する。なぜ敗北したのか、その自らの側の要因と責任の所在を真摯に抉りだす作業が、韓国ではいまだになされていない。戦後の韓国で徹底的になされてきたことは、「日帝三六年」の支配をもたらした「加害者」としての日本糾弾以外にはなかったのである。
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  日本人といえば「過去を反省しない人たち」と教えられそう思い続けてきた。しかしそれはどうやら、韓国人のほうにあてはまる言葉だと知ったのは、日本に来てから数年ほどした頃である。
  本書のモチーフは、日本に併合されるような事態を招いた韓国側の要因を、その国家体質・民族体質を踏まえながら、歴史的な事件とその経緯のなかから究明していこうというものである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   (「はじめに」より抄録)
 
(目次)
第一章   李朝末期の衰亡と恐怖政治
第二章   朝鮮の門戸を押し開けた日本
第三章   清国の軍事制圧と国家腐敗の惨状
第四章   独立・開化を目指した青年官僚たちの活躍
第五章   一大政変の画策に乗り出した金玉均
第六章   夢と果てた厳冬のクーデター
第七章   国内自主改革の放棄
第八章   新たなる事大主義
第九章   民族独立運動と日韓合邦運動の挫折
第十章   韓国併合を決定づけたもの
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