「韓国 民主化への道」
投稿者: ATimmunohistochemistry 投稿日時: 2002/01/05 02:18 投稿番号: [398 / 3669]
最近読んだ本で、岩波新書の「韓国
民主化への道」(池
明観著)が面白いと思いました。
韓国の散文詩を所々に紹介しながら、韓国がどのような歴史を経てきたのかを、順序を追って、
時にかなり叙情的になりながらも、分かりやすく記述しています。僕はこの本を読んで、韓国の置
かれた厳しい立場や、なぜ日本に追いつけないかが少し分かった気がします。
自分なりにまとめてみると、
①韓国は、人口と国土、そして天然資源の規模からすると、自国内の生産物だけでは国民を養いきれ
ない。必然的に、輸出によって外貨を獲得し、商品を輸入しなければならない。
②しかし、北朝鮮との軍事対立により、国家総予算の30%を国防費につぎ込まなければならなかっ
た。これにより、国内産業の発達が遅れた。また、軍部独裁政権と国民との対立によっても、大き
な時間とエネルギーのロスが生じた。
③長く続いた軍部独裁の間に、政官業の癒着・腐敗が進み、あらゆる場面において、著しいモラルの
低下が起こった。「上からの強制か、外部からのリベートのようなものがなければ積極的に働こう
としなくなった」(本文より)
④政府に対する国民の不満が高まると、80年代くらいまでは、北朝鮮による「南侵」の恐れを持ち
出して、国家の一致団結を訴え、批判の矛先をそらそうとした。90年代以降、北朝鮮に対する経済
的な優位が確信できるようになると、今度は日本に責任をかぶせようとするようになった。
つまり韓国は、政府自体が、自身の政権の延命のために、国民の冷静な判断力や、自分に足りない
ところを分析し、それを克服していく能力を育たないようにしていた、または現にしている、という
ことです。思い込みだけの自己陶酔、そして理不尽な責任転嫁は、いずれは失速してとんでもな
い悲劇を生むだけだ、ということは、戦前の日本や今の北朝鮮を見れば明白だと思います。
このように書くと、この著者は、いわゆる「親日派」であるかのようですが、決してそうではあり
ません。この池明観氏も、日本に対してはかなり怨念を持っていて、それこそ、たくさんの反日抒
情詩を紹介して、戦前の日本による支配に対する恨みを表現しています。
しかしそれでも彼の意見は、
「一方われわれは、過去のことが清算されなくても、日韓両国のあいだで展開されている歴史に注目
しなければならない。過去のことが清算されるためにも、あらゆる領域における交流はいっそう推進
されるべきである。」
というものです。韓国も、本当の自国の利益とは何かを考えるときではないか?
韓国の散文詩を所々に紹介しながら、韓国がどのような歴史を経てきたのかを、順序を追って、
時にかなり叙情的になりながらも、分かりやすく記述しています。僕はこの本を読んで、韓国の置
かれた厳しい立場や、なぜ日本に追いつけないかが少し分かった気がします。
自分なりにまとめてみると、
①韓国は、人口と国土、そして天然資源の規模からすると、自国内の生産物だけでは国民を養いきれ
ない。必然的に、輸出によって外貨を獲得し、商品を輸入しなければならない。
②しかし、北朝鮮との軍事対立により、国家総予算の30%を国防費につぎ込まなければならなかっ
た。これにより、国内産業の発達が遅れた。また、軍部独裁政権と国民との対立によっても、大き
な時間とエネルギーのロスが生じた。
③長く続いた軍部独裁の間に、政官業の癒着・腐敗が進み、あらゆる場面において、著しいモラルの
低下が起こった。「上からの強制か、外部からのリベートのようなものがなければ積極的に働こう
としなくなった」(本文より)
④政府に対する国民の不満が高まると、80年代くらいまでは、北朝鮮による「南侵」の恐れを持ち
出して、国家の一致団結を訴え、批判の矛先をそらそうとした。90年代以降、北朝鮮に対する経済
的な優位が確信できるようになると、今度は日本に責任をかぶせようとするようになった。
つまり韓国は、政府自体が、自身の政権の延命のために、国民の冷静な判断力や、自分に足りない
ところを分析し、それを克服していく能力を育たないようにしていた、または現にしている、という
ことです。思い込みだけの自己陶酔、そして理不尽な責任転嫁は、いずれは失速してとんでもな
い悲劇を生むだけだ、ということは、戦前の日本や今の北朝鮮を見れば明白だと思います。
このように書くと、この著者は、いわゆる「親日派」であるかのようですが、決してそうではあり
ません。この池明観氏も、日本に対してはかなり怨念を持っていて、それこそ、たくさんの反日抒
情詩を紹介して、戦前の日本による支配に対する恨みを表現しています。
しかしそれでも彼の意見は、
「一方われわれは、過去のことが清算されなくても、日韓両国のあいだで展開されている歴史に注目
しなければならない。過去のことが清算されるためにも、あらゆる領域における交流はいっそう推進
されるべきである。」
というものです。韓国も、本当の自国の利益とは何かを考えるときではないか?
これは メッセージ 1 (violla_21 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/a2a1a53a5ja5a24xoa2bdqc0ra2a1_1/398.html