洪思翊中将の処刑
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2007/10/20 00:25 投稿番号: [3265 / 3669]
山本七平著
文春文庫
内地式の姓名を登録せぬまま日本陸軍中将となり、戦後、フィリピンの捕虜収容所管理の最高責任者として戦争犯罪を問われ処刑された朝鮮人将官として有名な洪思翊が題材。日本軍について触れる際の山本氏特有の冷めた筆致のせいもあって、感情的な表現などがなく読み応えのある文章に仕上がっている。
法廷に立たされた後も言い訳(じゅうぶんに理由のある)などをいっさいせず、日本陸軍の制服(ユニフォーム)を着ている限りは日本陸軍軍人として振舞い続けたという分析には説得力がある。
山本氏が体験・考究した日本軍の病理についての著書とも突き合わせて読むとまたおもしろいかと。
余談ですが、山本にしても司馬にしても陸軍の批判は目立つのですが、海軍への批判ってあまり目にしないような…ま、かれらは陸軍を体験しているわけですし、どうしても陸軍を主な対象として扱うことになってしまうんでしょうけど。
これは メッセージ 1 (violla_21 さん)への返信です.
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