岩下 彪 『少年の日の敗戦日記』
投稿者: oouzukouzu 投稿日時: 2001/12/05 10:37 投稿番号: [277 / 3669]
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朝鮮半島からの帰還
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法政大学出版局 2000年8月15日 初版発行
第二次大戦中、北朝鮮に住んでいた著者の一家が、現地で体験した、
敗戦、抑留、脱出、引き揚げ等の経験を記録したものです。
著者略歴によると、1931年生まれ、東京工業大学、東京学芸大学に勤務され、
1995年定年退官、現在、東京学芸大学名誉教授とのこと。
第Ⅰ部、第Ⅱ部、第Ⅲ部に分かれ、
第Ⅰ部は、著者が鎮南浦(平壌南郊、大同江下流北岸)中学に入学した、
昭和20年4月から昭和20年8月下旬まで、子供の目線での記録。
第Ⅱ部は、故郷の黄海道殷栗郡殷栗面(大同江河口南岸、金山浦、南8㎞)に、
8月下旬から21年4月下旬の脱出までの抑留生活を、現在の大人の目線での記録。
第Ⅲ部は、北朝鮮脱出記で詳細な日記風記録で戦後すぐ、出版したものを加筆修正されたもの。
著者の父君は、黄海道の田舎の小規模日本人小学校校長から地主に転じた人物で、
自身、殷栗では2町歩のリンゴ園を経営。
北朝鮮西部の田舎の、比較的穏やかだった、引き揚げ事情を知るには、うってつけの書物と考えます。
これは メッセージ 1 (violla_21 さん)への返信です.
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