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家栽の人

投稿者: bosintang 投稿日時: 2005/10/30 12:00 投稿番号: [2684 / 3669]
  ソウルで発行されている情報紙にこんな記事がありました。

  裁判官が日本の漫画を教材に勉強会を開き,話題を集めている。
  ソウル家庭裁判所の一室では毎週木曜日,裁判長,判事,職員ら約20人が集まる。家事・少年事件の事例を研究するスタディーグループだ。教材は少年コミック「家栽の人」(毛利甚八原作/魚戸おさむ絵)。人を裁くのではなく人が立ち直る手助けをしたいという裁判官桑田判事を中心に,家庭裁判所で繰り広げられている人間ドラマを描いている。
  勉強会では韓国語の翻訳本がないため裁判長が原書を読み,その後討論を行う。参加者のコウ判事は「仕方なく日本語の教材を使っているだけで,日本語を研究する集まりではない」と強調したうえで,「勉強会の魅力は,漫画を読んだ後の討論」と話す。少年犯罪がテーマの週は,少年犯罪担当の判事が活発な意見を述べ,これにより家事担当の判事は専門外の知識も幅広く学べるという。
  勉強会を呼びかけた李裁判長は「ストーリーに現実味があり,質の高い討論ができる。裁判官と職員のコミュニケーションが活発になったことは予想外の収穫」と満足げ。家事担当の金判事は「事件に対する真摯な姿勢など,学ぶべき点は多い。国内でも事例をまとめて研究する必要がある」と話している。

  20年ぐらい前に私も読んで,思わず涙した場面もありました。
  この漫画のもう一つの魅力は,植物,園芸,栽培についてのマニアックな内容。「家栽」を「家裁」とひっかけてるんですね。韓国に来たときこれを翻訳することを出版社に勧めようかとも思いましたが,この植物の部分は韓国では受けないだろうと思ってやめました。韓国に盆栽や植物を趣味にする人は少ない。昆虫採集も少ないし,「鉄研」など皆無。いわゆるマニアが少ないようです。

  でも,裁判長が日本の漫画の原書を読んで討論を始めるというのは,漫画チックだなあ。
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