歴史の歪曲とは何か
投稿者: Anastasia99 投稿日時: 2001/07/23 15:18 投稿番号: [191 / 3669]
中島みち『日中戦争いまだ終わらず』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?KEYWORD=%93%FA%92%86%90%ED%91%88%82%A2%82%DC%82%BE%8F%49%82%E7%82%B8
マレー半島において日本軍兵士が南洋華人に対して何を行い、何をなさなかったかを膨大な資料と生存者へのインタビューにより考察した、赤城大人ご推薦の労作。
報道や戦記などの出版物で事実を歪曲した記述を目にした筆者が、その部分について記述の間違いを指摘しようとすると、職業軍人であった舅は、軍人たる者は弁明や反論をするべきではないといさめたそうである。過去を語ることのできる人たちのこうした心理について、中島はあとがきで指摘している。(p.447)
歴史そのものは、多くの埋もれたり抹殺されたりした事実によって動いているのであり、後世にいわる歴史として遺っているものなど、その事実のほんの一部でしかなく、それも、その次の時代を支配する権力の構造や時代の雰囲気により、遺ったり消えたり定めないものであり、歴史的事実はあっても歴史の真実などと言うものを誰が見きわめることができようか。そしてその歴史的事実といわれるものについても、一言も言えずに死んでいった人々が見ていた事実が欠落しているというのに、黙って戦うことにより一般人を守ることを職業としているものが、その任務を果たせなかった以上、一言も言うべきでない、ということだったのではないでしょうか。
歴史的事実に関しては、慎重かつ謙虚に裏付けのとれる事実を中心として取り扱うべきであると再認識した次第です。
トピずれ失礼いたしました。合掌。
これは メッセージ 168 (bosintang さん)への返信です.
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