喫茶室「一服汁」

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茶ングムの戦い ニダラ・メ 3

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/06/09 09:33 投稿番号: [6695 / 19672]
  ジャスティナとグレコはいがみ合っていてもしょうがないので、結局4人で猫車屋の親父に聞き込むことにしました。
「おじさん、一週間前にお向かいで放火があったんだけど、不審な人物を見かけませんでしたか?」
  チャングムが訊きました。猫車屋の主である杜龍巴(トゥ・ロンパ)は首を傾げます。
「うーん?そのころは釜山に出張していたからね。だけど事件のちょっと前に不審者がうろついていたのは憶えているよ」
「ど、どんな人ですか?」
  グレコがずずいと前に来ました。
「深夜のことだったしねぇ。顔はよくみえなかったけど凶悪そうな感じだったよ。それと・・・・・・」
「それと?」
  今度はジャスティナがグレコを押しのけて前に来ました。
「なにやらニダニダとつぶやいていたねぇ。あと赤い帯をしていたよ」
「そうですか」
  収穫は多くないようです。4人は杜に礼を言って店を出ました。

「チャングム、これからどうする?」
  北海道を舞台にした連鎖殺人事件では、部下の刑事とトランプをすれば何か進展があるのですが、そういうわけにもいきません。
「他の現場に行って聞き込みを続けるしかないみたいね」
  それを見てグレコも言います。
「マミョ、私たちも捜査を続けますわよ。まずは聞き込みの継続ね」
「そ、それってチャングムさんたちと一緒じゃ」
「おだまりなさい!私たちはもっと優美に華麗に捜査するのよ。さ、行くわよ」
「ま、待ってぇー」
  グレコは白いチマを翻して去り、マミョはあわててそのあとを追います。
「そうだ!ジャスティナ。次の現場に行く前にここの現場をもう一回見ておかない?」
「そうね。『現場百辺、ウソも百回』っていうものね」
  二人はまだ片づけられていない現場に踏み入ります。柱や家財道具、瓦(李朝時代すでに民家も瓦葺なのです。藁葺でそのうえ道も汚かったとかいうのは日帝の歴史歪曲なのです)が黒焦げになって散乱したままです。
「?」
  チャングムの目に焼けきっていない箪笥が映りました。一番上の引き出しだけが開けられた状態です。きれいに空っぽです。
「ああ、それは貴重品が入っていたんだって。家の人が火事に慌てて中身を持ち出したみたい」
  検分書類を見ながらジャスティナが答えます。
「ってことは、ここは放火されただけで泥棒は入ってないのね」
「ええ。被害者の申し立てではそうなってるわね」

  第1の現場ではそれ以上の手がかりは得られませんでした。二人は第2の現場へ向かいます。

ばしょいどう
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