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チャングムの戦い エピソード ゼエロ 1

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/06/05 09:46 投稿番号: [6502 / 19672]
  これは、『チャングム初出動!』の一年ほど前の話です。

  そのころ、チャングムは母の朴綿異(パク・ミョンイ)とともに白丁に落とされており、諸国を流浪していました。
  そんな苦しい生活の中、母ミョンイは病に倒れ、明日をも知れぬ身になってしまったのです。
「オモニ、薬湯です」
「ゴホゴホッ、いつもすまないわね、チャングム」
「それは言わない約束よ」
  ああ、うるわしきシャボン玉ホリデーの世界です。しかし、ミョンイの命が尽きるときは迫っております。
「チャングム、私はもう長くないわ」
「そんな!」
  ミョンイは首を左右に振ります。
「私の体は私だけがわかるの・・・・・・心残りはチョンスさまの冤罪を雪げなかったことね。あとはあなたに任せたわ」
  ミョンイのその発言に呼応するように、犬が一匹あらわれました。
「ミョンイ、あとはわいに任せぇ。チャングムをしっかり助けたるさかいな」
  犬がしゃべりました。
「ポシンたん!」
  母娘の言葉がハモります。
「わいは犬ちゃう!韓民族を守護する霊獣、保生信義威霊清妙道徳真君(ポセンシンウィウィリョンチョンミョトドクチンクン)や!何べん言うたらわかるねん!」
「だって、そんな長い名前覚えられないもん」
  また母娘がハモります。
「わいは汝(じぶん)らのお父んが一命に代えて呼び出してくれた聖なる霊獣やさかいな、安心して任せぇ」
  その犬、いや霊獣は胸を張って言いました。

  チャングムの父、徐伝秀(ソ・チョンス)は優秀な武官であり、数年前、朝鮮通信使の一員に選ばれました。
  無事、日程を消化しながら、江戸からの帰りに大坂で泊まったときのことでした。
「日程にかなり余裕ができたな。ここから南の紀伊には、秦から渡った徐福の墓があるという。国王様への土産話のタネに見にいこう」
  正使の阿許洋(ア・ホヤン)が不意にそんなことを言い出し、ソ・チョンスらを連れ紀伊国へ向かいました。そして、和泉国を越え和歌山に入ったところで、不思議な言葉遣いの武士の一行を見かけました。
「何者ニカ?」
  町の人に聞くと、薩摩太守島津家のご家中だといいます。
「!!」
  通信使たちは「シマヅ」と聞いてふぁっびょーんときました。
「あれが残虐非道のシマヅなのか!」
「倭乱の謝罪と賠償をさせるニダ!」
  彼らはすっかり目的を変更してしまい、ソ・チョンスが止めるのも聞かず、島津家の侍たちを追っかけ始めました。
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