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茶ングムの戦い チャングム初出動! 9

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/06/01 23:56 投稿番号: [6467 / 19672]
  ジャスティナを追って捕盗庁を飛び出したチャングムは漢城の街を走ります。南大門そばで、郷里の慶尚道に帰ろうとしている陶立友(トゥ・リップ)に会いました。
「せっかく武技に励んできたのに、両班のどら息子のせいで台無しなのか」
  チャングムから事情を聞いた陶はそうつぶやくと、弓を膝に当ててへし折りました。
「武技なんて学ぶものじゃなかった」
  吐き捨てるようにいって、陶は歩き出しました。チャングムは黙って立ち尽くします。彼にかける適切な言葉を知るほどチャングムは大人ではなかったのです。

「ジャスティナはどこに行ったのかしら?」
  もしかすると帰宅しているかもしれません。一旦家に戻ってみました。
  居ません。
「どないしたんや?チャングム」
  ポシンたんが声をかけてきました。事情を話すチャングム。
「よっしゃ、わいに任せぇ」
  ポシンたんはジャスティナの匂いをたどって走ります。その後を追うチャングム。いつしか清渓川の土手に着きました。
あ、ジャスティナが居ました。
「ジャスティナ!」
  チャングムは土手に座って膝を抱えているジャスティナに駆け寄ります。
「チャングム・・・」
  チャングムの声に顔を上げたジャスティナの目が真っ赤になっています。どうやら泣きはらしたようですね。
「エロ大将だってお苦しいのよ」
「わかってる!そんなことはわかってる!・・・・・・ダディはいつもいつもがんばっているのに、両班の都合で邪魔されてばかり」
  最後のほうはこみ上げる嗚咽にかき消されてしまいました。チャングムの目にも涙が浮かんでいます。

「ねぇ、ポシンたん。私の力でどうにかならないの?」
  部屋に戻ったチャングムはたずねます。
「んー、そやなぁ。チャングム、汝(じぶん)の持っとる鏡を見してみぃ」
  ポシンたんの言葉に、チャングムは懐から手鏡を取り出しました。おや?かなり曇っていますよ。
「これくらいならなんとかなるかもしれへんな」
  ポシンたんはうなづきました。
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