喫茶室「一服汁」

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茶ングムの戦い チャングム初出動! 8

投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/05/31 16:30 投稿番号: [6386 / 19672]
  エロ家に帰ったチャングムとジャスティナは、さっそく別棟で療養中の陶立友(トゥ・リップ)を見舞いに行きました。
「具合はどうですか」
  ベッドに腰掛けて難しい顔で、弓――受験用に持参していた――を持っていた陶は、二人に気づくと表情を緩めました。
「ええ、腕を固定したので、明日には郷里に帰る予定ですよ」
  無理に笑顔を作っている様子がチャングムたちにも伝わってきます。あいさつもそこそこに二人は部屋を辞しました。

  翌日、捕盗庁に出勤したチャングムは、いつものようにエロ捕盗大将にお茶を持ってゆきました。
  おや?エロ大将の表情は沈んでおります。
(一服ネタで騙されたのかしら?)
  最近は女装男性もいるそうです。知らずにそれで一服してしまい、ファッビョーンとやってしまったのでしょうか?
「大将、お呼びでしょうか」
  そこにあらわれたのは、任従事官と秋茶母です。部屋を出ようとするチャングムにエロ大将が声をかけます。
「チャングムも一緒に聞いてくれ・・・受験生闇討ちの件だが、あのゴロツキどもの単独犯、ということになった」
「えっ?!」
「邯鄲(ハンダン)家は、奴らのことなど知らない、といってきた」
「昨日やつらが、邯鄲宥杞(ハンダン・ユジ)に金で雇われてやった、と自白したじゃありませんか!」
  任が叫びます。
「高貴なる邯鄲家の者が下賎のものどもとかかわりがあろう筈がない。下賎のたわごとを信じるのか!というのだ。それに兵曹のほうから事を荒立てるな、と話があった」
「そんな!」
  今度は秋がいいます。
「なんですって!」
  そこへいきりたったジャスティナがあらわれました。
「どうして巨悪を見逃すのよ!ダディらしくないわ!」
「ジャスティナ・・・」
「ダディは、いつも人々の安寧のために働いているって言ってるじゃない!相手が両班でもなんでも関係ないでしょ!」
  エロ大将は目を閉じて軽く首を横に振ります。
「ダディのバカ!」
  そう叫ぶと、ジャスティナは飛び出してゆきました。
「待って!ジャスティナ」
「いいんだ、チャングム。あの娘だってどうにもならないことは理解できているんだ」
「で、でも」
  チャングムはジャスティナを追って走り出しました。
「あの陶君がきちんと科挙を受けられたところで合格はできないんだ。奴らが考査官を買収しているだろうしな」
  さびしそうにエロ大将はつぶやきます。任もいいます。
「そうですね。考査官と結託しているから受験生名簿も入手できたのだろうし」
「・・・・・・」
  秋はだまって目を伏せました。
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